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“D-snap”と“D-dock”に新製品が登場

松下、Bluetooth内蔵の携帯プレーヤーと“iPod”とドッキング可能なミニコンを発売

2007年08月29日 14時00分更新

文● 編集部 橋本 優

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松下電器産業(株)は29日、SDメモリーカード(SDHC対応)対応の携帯オーディオプレーヤー“D-snap”『SV-SD950N』と、SDメモリーカードスロット(同じくSDHC対応)を搭載し、80GB HDDを内蔵したミニコンポ“D-dock”『SC-SX950』を発表した。発売日は9月下旬で価格はオープンプライス。

Bluetoothを内蔵した“D-snap”

シルバー

SV-SD950N。シルバー

ブラック

ブラック

新しいD-snapはBluetooth機能(2.0+EDR)を搭載し、音声の送信はもちろん、受信も行なえるのが特徴。再生中の音声を別のBluetooth機器(スピーカーやヘッドホン、カーナビなど)に送信し、ワイヤレスで音を再生できるほか、Bluetooth機能搭載の携帯電話機などの音声をD-snapで受信して聞くこともできる。ちなみに携帯電話機の場合は着信も可能で、電話がかかってきた際にD-snapの“着信ボタン”を押すことで、付属のノイズキャンセリングヘッドホンのマイクを使って通話することができる。対応プロファイルは“A2DP”“AVRCP”“HFP”。

さらに、著作権保護規格である“SCMS-T”により保護されている、ワンセグの音声の受信も可能。Bluetoothでワンセグの音声を送信できる携帯電話機((株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの『P903iTV』など)と組み合わせて使うことができる。ちなみに、SCMS-Tに対応するBluetoothヘッドホンは極めて少なく、大きなアドバンテージと言える。Bluetoothで受信した音声はD-snapで録音することができる

本体サイズは幅35×奥行き11.4×高さ90.7mm、重量は38g。連続再生時間(バッテリー駆動時間)は、音声再生で約60時間、Bluetooth送信時は12時間、受信時は10時間となっている。色はシルバーとブラックの2色。1GBのSDメモリーカードが付属して、想定実売価格は2万5000円前後。

iPodとのドッキングが可能となった“D-dock”

シルバー

SC-SX950。シルバー

ブラック

ブラック

D-snapとのドッキングが可能なHDD内蔵ミニコンポ“D-dock”。従来はD-snapとのドッキング時に、D-snap内の曲の再生やD-snap本体の充電などが行なえたが、曲データを直接転送することはできなかった(曲データはSDメモリーカードにコピーしてD-snapで再生するしかなかった)。新機種では新しいD-snap(SV-SD950N)に直接曲データを転送することが可能になったほか、D-snapとのドッキングの際、新たにCDドライブからHDDにコピーされた曲データがある場合に、自動的にD-snapにコピーする機能も搭載する。

さらに、オプションのドッキングアダプターである“iPod用ユニバーサルドック”『SH-PD9』(想定実売価格5000円前後)を使うことで、“iPod”とのドッキングも可能となった。なお、iPodとのドッキングの場合は、iPod内の曲の再生やiPod本体の充電は行なえるものの、曲データの転送は行なえない。ちなみにSH-PD9は当面、D-docに同梱される。

D-snapと同じく、D-dock新製品にもBluetooth(2.0+EDR)送受信機能が搭載されている。新しいD-snapと組み合わせることで、D-snapの曲をD-dockで再生したり、逆にD-dockのHDDに保存されている曲をD-snapで聴いたりできるほか、Bluetooth内蔵の携帯電話機の“着うた”“着うたフル”をD-dockで再生することも可能。D-snapからD-dockの電源をオンにすることも可能となっている。対応プロファイルは“A2DP”と“AVRCP”。

そのほか、MP3などの圧縮音声の高域音声を補完する“広帯域リ.マスター”により、D-snapやiPod、Bluetoothで転送された音声などを補完して、よりクリアな音で再生できる。さらにスピーカーには“竹繊維振動板”を採用し、ボーカルの音声をよりクリアに再生できるなど、再生音質の向上も計られている。

本体カラーはシルバーとブラックを用意。想定実売価格は7万5000円前後となる。

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