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USB接続のガイガーカウンターキットで遊ぶ

ひゃくまんえ~ん“放射線”ハンタ~! 漏らしてる子はいねぇがぁ~?

2007年08月30日 20時34分更新

文● 藤山哲人

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ガイガーカウンターを外に持ち出そう!


 パソコンとUSB接続するだけで、放射線を検出できるこのキット。

 だがしかーし! 家の中やUSBケーブルの届く範囲ばかりを測定してても、さっぱり面白くない! なにせ値が小さ過ぎるのだ! 筆者はカウンターが猛スピードでグルグル回り、ブザーが鳴りっぱなしの状態を見てみたいのである!

 ただノートパソコンを抱えてのフィールドワークは、出不精でデブの筆者にとってかなり辛い。しかも筆者のノートパソコンは、重量3kgのA4オールインワンタイプ……。そこでフットワーク軽く、放射線を求めナイストリップができるように、ガイガーカウンターを少し改造して、ケースに収めてみた。その作成手順は、こちらの付録1でチェックしてほしい!

ケースに収めてみた

これがケースに収めたガイガーカウンター

α、β線を遮断するためのフィルター

 先にも少し説明したとおり、このキットはα線、β線、γ線の測定に対応しているが、線種までは特定できない。そこで用意したいのがフィルターだ。α線は紙1枚、β線はアルミニウム板、γ線は厚い鉛やコンクリートで遮断できるという特性があるため、α線、β線に対応したフィルターを作り、GM管の前に置けば、放射線の種類ごとに線量を計測できるわけだ。


 α線は紙でも遮断できるが、ベストなのはアルミ箔といわれている。そこで、今回は使わなくなったクレジットカードなどを適当な大きさに切って、そこに両面テープを貼り、アルミ箔を貼り付けた。また、α/β線の遮断用には、3mm程度のアルミ板を用いた。ただし、穴とGM管の間には隙間があるので、ここから遮断したい放射線が飛び込んで来る場合もある。これらのフィルターは、あくまでも簡易版ってことで。

α線用フィルター。GM管の穴をこれでふさげば、α線を遮断して、β、γ線の測定ができる

なぜか手元にあったアルミ板を切り出して、α/β線用フィルターも作ってみた。こちらはγ線のみの測定が可能

フィルター取り付け部分にはマジックテープを、センサー用の穴の上にはフィルターを引っ掛ける突起を取り付けた。写真右は、α線遮断フィルターを装着し、使わないα、β線遮断フィルタをケース横に付けた状態


(次ページに続く)

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