RAW記録復活の“G9”や初心者向け新モデル『PowerShot SX100 IS』など
キヤノン、コンパクトデジカメ7機種を一斉発表――PowerShot5機種とIXY2機種
2007年08月20日 13時00分更新
コンパクトな光学10倍ズーム機を初心者・入門者向けに PowerShot SX100
PowerShot SX100は、光学10倍ズームレンズと光学式手ぶれ補正機能を搭載する高倍率コンパクト機だ。同社では同様の製品として『PowerShot S5 IS』と『PowerShot TX1』があるが、SX100はより初心者・入門者に使いやすくシンプルな操作で使えることを目指したモデルになっている。本体カラーはシルバーとブラックの2色が用意される。
背面を見ると、2.5インチ液晶ディスプレーの下に4つの操作ボタン、右に十字カーソルを兼ねたコントローラーホイールと2つのボタンがあるだけ。いずれもボタンのサイズやアイコンを大きくしたり、操作メニューの文章を平易にするなど分かりやすさに主眼を置いて開発されている。
上位機種と同様にフェイスキャッチテクノロジーを搭載。画角に顔が複数ある場合は誰を優先するか選択できる、再生時には優先した顔を大きく写してフォーカスや明るさを確認できるなど、人物撮影を補助する機能が備わっている。
そのほか主なスペックは以下の通り。
PowerShot SX100 ISの主なスペック | |
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製品名 | PowerShot SX100 IS |
撮像素子 | 1/2.5インチ有効800万(総830万)画素CCD |
レンズ | 光学10倍ズーム、f=6.0~60mm(35mmフィルムカメラ換算時:36~360mm)、F2.8~4.8 |
静止画撮影 | 最大3264×2448ドット |
ISO感度 | オート、高感度オート、ISO 80/100/200/400/800/1600 |
動画撮影 | 640×480ドット、30fps、MotionJPEG圧縮AVI形式 |
液晶ディスプレー | 2.5インチTFT、約17万2000画素 |
記録メディア | SDメモリーカード(SDHC対応)/MMC(MMCplus、HC MMCplus) |
インターフェース | USB 2.0(Hi-Speed対応)、AV出力、DC入力 |
電源 | 単3形乾電池×2本(ニッケル水素充電池対応) |
撮影可能枚数 | 約140枚(単3形アルカリ乾電池) 約400枚(単3形ニッケル水素充電池) |
本体サイズ | 幅108.7×奥行き46.7×高さ71.4mm |
重さ | 265g(本体のみ) |
単3形電池動作で初心者から中級者、サブカメラにも PowerShot A
PowerShot A650 IS/A720 IS/A560の3機種は、いずれも単3電池2本(A650 ISのみ4本)で動作するコンパクト機。3機種の中ではA650 ISが機能面やスペック面で最上位機種となる。
A650 ISはA640/A630の後継機種にあたり、有効1210万画素CCDと光学式手ぶれ補正機能を搭載する。また、3機種の中で唯一、2.5インチ(約17万3000画素)の“バリアングル液晶ディスプレー”を搭載し、ハイ/ローアングル撮影や自分撮りなども容易に行なえる。
レンズは35~210mm相当の光学6倍ズーム。本体サイズと重量は、幅112.1×奥行き56.2×高さ67.8mm/約300g(本体のみ)。撮影可能枚数は、単3形アルカリ乾電池4本で約300枚、単3形ニッケル水素充電池では約500枚。
A720 ISはA710 ISの後継機種にあたる。有効810万画素CCDと光学式手ぶれ補正機能を搭載し、ISO 1600相当の高感度撮影に対応した(新Aシリーズ3機種共通)。液晶ディスプレーは2.5インチ(約11万5000画素)となっている。
レンズは35~210mm相当の光学6倍ズーム。本体サイズと重量は、幅97.3×奥行き41.9×高さ67.0mm/約200g(本体のみ)。撮影可能枚数は、単3形アルカリ乾電池2本で約140枚、単3形ニッケル水素充電池では約400枚。
A560はA550の後継機種。有効710万画素CCDを搭載し、光学式手ぶれ補正機能は持たない(高感度撮影による高速シャッター速度で対応)。液晶ディスプレーは2.5インチ(約11万5000画素)となる。
レンズは35~140mm相当の光学4倍ズーム。本体サイズと重量は、幅91.2×奥行き43.1×高さ64.0mm/約165g(本体のみ)。撮影可能枚数は、単3形アルカリ乾電池2本で約140枚、単3形ニッケル水素充電池では約500枚。