日本電気(株)とNECパーソナルプロダクツ(株)は21日、15.4インチ液晶ディスプレーを搭載する家庭向けノートパソコンの新製品、“LaVie L スタンダードタイプ”と、ウェブ直販モデル『LaVie G タイプ L スタンダードタイプ』を発表した。店頭モデルは5色、ウェブ直販では6色の豊富なカラーバリエーションを備える。店頭モデルの価格は全機種オープンプライス。
ワンセグチューナーを内蔵する『LL590/KG』。カラーリングは“パウダーホワイト”と呼ばれている。より高速なCPUを搭載する『LL570/KG』も、アンテナの有無を除いた外観は同じ
LaVie L スタンダードタイプは、2007年夏モデルでは“LaVie L ベーシックタイプ”(関連記事)と呼称していたシリーズの後継となる。15.4インチワイドサイズの液晶ディスプレーを備えたオーソドックスな家庭向けノートパソコンで、主な仕様も夏モデルと共通点が多く、性能面ではマイナーチェンジといえる。
新製品の6色のカラーバリエーション。
筐体デザインは変更されていて、ボディーカラーが異なる5色、直販モデル限定の“グロスブラック”を含めれば6色のカラーバリエーションがラインナップされている。ちなみに2007年夏モデルでは、カラーが異なるのは液晶ディスプレー天板だけだったが、新製品ではディスプレー部全体に加えてボディー側のパームレスト周囲も同じ色つきとなっている。
『LL550/KG6PK』“シュガーピンク”
『LL550/KG6GB』“リーフグリーン”
『LL550/KG6BL』“ベリーブルー”
『LL550/KG6RD』“ガーネットレッド”
『LaVie G タイプL スタンダードタイプ』“グロスブラック”
本体スペックは、上位モデルの『LL570/KG』(カラーはパウダーホワイト)がデュアルコアCPUのTurion 64 X2 TL-52(1.6GHz)を搭載し、それ以外の機種はCPUにモバイルSempron 3400＋(1.8GHz)を搭載している。マザーボード部分や記憶装置などの仕様は共通で、チップセットにグラフィックス機能を内蔵したAMD M690Vを搭載するほか、120GB HDD、1000BASE-T Gigabit Ethernetなどを搭載している。内蔵する無線LAN機能は、アセロス・コミュニケーションズ(株)の無線LAN高速化技術“Super AG”に対応したIEEE 802.11a/b/g対応無線LANとなっている。
『LL590/KG』(カラーはパウダーホワイト)のみ、本体内にワンセグチューナーを内蔵している。それ以外の機種は、テレビ機能は搭載していない。また、全機種がパームレスト右側にFeliCaリーダー/ライター機能“FeliCaポート”を装備している。
液晶ディスプレーのサイズは全機種共通の15.4インチワイドで、解像度は1280×800ドットとなっている。LL550シリーズの液晶ディスプレーは、NECが“スーパーシャインビュー液晶”と呼ぶ光沢のある液晶パネルを採用している。一方のLL570/KGと590/KGには、色再現域や視野角、輝度等により優れた“スーパーシャインビューEX2液晶”を採用している。
OSは全機種Windows Vista Home Premiumを搭載する。また、マイクロソフト(株)の“Office Personal 2007”もプレインストールしている。
そのほかの主な仕様と予想実売価格は以下のとおり。LaVie G タイプLは最小構成価格が11万5000円前後から。発売時期はLL570/KGとLL550/KGが今月下旬の予定、そのほかの製品は9月上旬の予定。
- LL570/KG
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CPU：Turion 64 X2 TL-52(1.6GHz)｜メモリー：DDR2-677 1GB｜グラフィックス：AMD M690Vチップセット内蔵
ディスプレー：15.4インチワイド 1280×800ドット｜HDD：120GB｜光学ドライブ：DVDスーパーマルチドライブ｜TV機能：搭載せず｜無線通信機能：IEEE 802.11a/b/g
サイズ：幅360×奥行き267.5×高さ38mm｜重量：約3.2kg｜バッテリー駆動時間：約1.8時間｜OS：Windows Vista Home Premium
予想実売価格：17万5000円前後 - LL590/KG
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CPU：Sempron 3400＋(1.8GHz)｜TV機能：ワンセグチューナー内蔵｜それ以外の主な仕様はLL570KGと同等
予想実売価格：17万5000円前後 - LL550/KG(KG6RD、KG6BL､KG6GN、KG6PK含む)
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TV機能：搭載せず｜それ以外の主な仕様はLL570KGと同等
予想実売価格：16万円前後(LL550/KG6RDのみ16万5000円前後)
