ハードディスク換装の難関!? 液晶カバーを取り外す
新iMacは、外側に見えるネジがメモリースロットのフタ部分の1本のみと、アップルのこだわりが見られるデザインに仕上がっている。とはいえ、BTOや修理の際の作業が難しくなるので、接着剤などでハメ殺しにされているハズがない。組み立てにはネジは必須のはずだ。
キーポイントは、新たに採用した液晶を覆うガラス。これを取り除くことに成功すれば、内部アクセスは容易になる。さっそく、その作業工程を紹介していこう。なお、ここで紹介するハードディスクの換装は、アップルのサポート外の行為なので、作業後に問題が発生した場合は、製品の保証期間であっても修理は有償になる。あくまでの自己責任の下で作業してほしい。
いきなりタネ明かし。液晶を覆うガラスカバーは、磁石によって本体に吸着している。これがネジを露出させないカラクリなのだ。市販の吸盤付きの取っ手を使えば、ガラスカバーはいとも簡単に取り外せる。吸盤の内部空気をレバーで抜ける高機能タイプなら、カバーをしっかりと捕捉できるのでお勧めだ
カバーを外すと、ネジが露出する。まずは前ページで紹介した要領でメモリースロットのカバーを外したうえで、T8のトルクスドライバーを使って、上下辺の各4本、左右辺の各2本、計12本のネジを取り除こう。これで、液晶を固定しているフレームが外れる
フレームを外すと、液晶パネルと本体を直接固定しているネジが露出する。左右辺の各4本、計8本のネジをT8のトルクスドライバーを使って外そう。上辺のiSightの左右にあるネジは外さなくていい。液晶パネルを本体から取り除く際は、iSightに繋がっているUSBケーブル、液晶パネルと本体の電源部を繋ぐケーブルを引き抜いておく。電源部はiMacと一体化しているため、取り外した液晶パネルは非常に薄い
(次ページに続く)
