フリービット(株)は15日、OSにWindows Mobileを採用しているスマートフォン向けにIPv6(Internet Protocol Version 6)対応機能などを追加できる“Emotion Link Active Node for Smart Phone テクニカルプレビュー版”を発表した。
このソフトで利用されている“Emotion Link”とは、既存のTCP/IPネットワーク上に仮想的なネットワークをセキュアに構築することで、NATやファイヤーウォールを越えて、自由かつ安全な通信を実現する技術。
スマートフォンをEmotion Linkのクライアントにすることで、IPv6のグローバルIPアドレスを割り当てることができ、会社内へのIP内線通話や、リモートデスクトップ機能などが利用できる。また、プロキシーの設定ができるアプリケーションであれば、既存アプリケーションを改変することなく、VPN(Virtual Private Network)に対応できるという。
同社によると9月ごろに向けて、開発者向けにサンプルキットとしての配布を予定しており、一般公開や正式版での導入価格などは未定だという。