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デジタル一眼レフ

レビュー:E-510

2007年08月14日 15時00分更新

文● 藤島 健

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撮影をフォローするさまざまな機能を搭載


 E-510の「ライブビュー」は、コンパクトデジカメのように液晶モニターでファインダーを再現する機能。背面の液晶モニターの視野角の広さも手伝って、ハイアングルからローアングルまで、体勢が難しい撮影を容易にしてくれる。

E-510

ライブビュー機能を利用すると、液晶モニターで100%の撮影範囲を確認しながらの撮影が可能(ファインダー視野率は95%)。方眼や黄金分割といったライン表示も可能なので構図も決めやすい

E-510

ライブビューを利用して、カメラを地面に置いての撮影。視野角の広い液晶画面のおかげで、こうした撮影も容易だ。猫の毛や地面などの質感の違いもきちんと再現されている

ただしシャッターを切ったあと、切り替えのためにミラーが降りるのかタイムラグが大きく、コンパクトデジカメのようにスマートに撮影できないのは残念。また、ライブビューでの撮影時は液晶モニターに全情報が表示されるので便利だ。

 本製品最大の特徴であるボディー内手ブレ補正機能は、その名の通り機構をボディー側に搭載しているため、すべてのフォーサーズレンズで補正が可能だ。撮像センサーに付いたゴミをはじき飛ばす「ダストリダクションシステム」も備えており、撮影中にゴミなどを気にすることなくレンズ交換が行えるのもありがたい。

 ボディーは小型軽量で、姉妹機である「E-410」と似ているが、しっかりとしたグリップがある点で異なる。手が大きいと指先が余るかもしれないが、グリップによってホールディングが安定しやすい。

【Conclusion】
 ボディー内手ブレ補正によるブレの低減、ダストリダクションのおかげでホコリをほぼ気にしなくていいため、撮影中のレンズ交換にも強い。

×  ライブビューと広視野角の液晶モニターでいろいろなアングルから撮影できるからこそ、液晶がチルトできるとよかった。撮影の幅がさらに広がるはずだ。

(MacPeople 2007年8月号より転載)

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