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ペンタブレット

レビュー:Bamboo

2007年08月11日 22時50分更新

文● 大賀葉子

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512段階で筆圧を再現! 本格的なペインティングも問題なし


 ペンタブレットとしての機能に注目してみると、入力エリアはツルツルしておらず、ペンを使うと少し摩擦抵抗があり、紙に書いている感触に近い。「Adobe Photoshop」や「Corel Painter」などのグラフィックソフトでも512段階まで筆圧を再現できるので、濃淡を表現しやすい。

Bamboo

「Adobe Photoshop」で写真の上に文字を書いてカード風メモを作ったり、アートペンを使ってカリグラフィーのような文字もスラスラ描ける

Bamboo

もちろん絵を本格的に描くこともできる。「Painter」の「デジタル水彩ブラシ」を使用して、夏らしい色で着色した

ただし、ペンの傾きには対応しておらず、Painterの多彩なブラシストロークを活用しきれない感はある。とはいえ、傾きがタッチに大きく影響しないブラシを使えれば、さほど問題を感じずに使用できる。

 ペンにはサイドスイッチが2つあり、コンテクストメニューの呼び出しも可能。マウスと違いペンは腕全体を動かすことになるので、メニューやパレットの選択で移動するのが面倒に感じることもある。マウスに持ち替えずにサクサク作業を進められるのは便利だ。マックで絵を描いてみたいという人には、肩に力を入れずに始められ、ピッタリの製品といえる。

【Conclusion】
 簡単な操作がすべてタブレットで行え、直感的で使いやすい。専用のキャリングバックもよくできており、この値段にしては全体的に高級感がある。

×  Windows Vistaのみに対応した「Microsoft Office」との連携操作が充実しているので、OS Xでも使えるようにしてほしい。

(MacPeople 2007年8月号より転載)

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