本当に孤独な瞬間はある “頼れる人”をつくる大切さ
独立して5年。いくつかの困難もあった。その困難を乗り越えられたのは、同業・異業種を問わず横のつながりがあったからだという。自分では分からない事も、人に聞けば簡単に解決できることもある。悩みや心配事も、頼れる人がいれば乗り越えられるという。
「起業は1人でスタートするケースが多いでしょう。だからこそ頼れる人をどれだけ作れるかが会社を継続される1つのポイントだと思うのです」
また、牛嶋さんが興したビアスラインは、まだスタートしたばかりで強烈にアピールできる強みがない。IT業界の動きに対応して、どのような強みを身に付けていくかが、次のステージにあがるために必要となる。
「今ではAjaxで開発するのが当たり前になりつつありますが、先端の技術やテクノロジーを追いかけてスキルを身に付けるのではなく、お客さんの希望や要望を把握し、実現のために必要なスキルを身に付けていきたいと考えています。今後、ITはもっと生活の中に自然に溶け込んでいくでしょう。そのためにビアスラインができることを考えて仕事をしていき、お客さんの希望や要望を実現していく中で、ビアスラインの存在意義を見出していければと思います」
- ポイント
- ・積極的な営業を絶えず続ける。忙しくてもフォローのメールを送るなど、できる営業は必ずある
- ・同業・異業者に関わらず横のつながりを密にすると、有益な情報が入手できるし、トラブルなどの相談もできる
- ・精神的、肉体的な健康な状態を保つ。特に1人で起業した場合は十分に気を使う必要がある
- ■取材協力
- 有限会社ビアスライン
第1回 “技術があるから成功する”と思うべからず
第2回 起業という孤独を乗り越えるには
第3回 出資を募るときは“自分の腹の内を見せろ?”
第4回 ITスキルゼロからIT企業設立の不退転
第5回 社内コミュニケーションの重要性と人とのつながりの大切さ
第6回 会社の“規模”とは、どう考えるべきものなのか
第7回 “競争”だけではNG。プロマネの独立に必要な「同業者同士の連携」の発想とは
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