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WMAケータイへの転送に対応

日本ビクター、携帯電話と連携できるミニコンポを発表

2007年08月08日 20時42分更新

文● 編集部 小林 久

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日本ビクター(株)は8日、フラッシュメモリー内蔵のミニコンポ“Memory COMPO”シリーズと、ポータブルオーディオプレーヤー“alneo”(アルネオ)シリーズの新製品を発表した。価格はいずれもオープンプライス。9月下旬から順次出荷する。

リア・ディゾン

イメージキャラクターのリア・ディゾンさんが手にしているのがAlneoの新モデル『XA-S108-S』



リッピングデータを携帯電話機へ直接転送


Memory COMPOシリーズに追加されたのは以下の3機種。

  • 1GBの内蔵メモリーに加え、CDとMDを搭載した『UX-GM70』(実売5万円前後)
  • UX-GM70からMDを省いた『UX-GM50』(4万円前後)
  • 同じくMDを省き、ラジカセのようにスピーカーを一体化した『RD-M1』(3万5000円前後)

UX-GM70

UX-GM70。色はブラック、シルバー、ホワイトの3色が選べる

UX-GM70

UX-GM50。UX-GM70からMDを外し、スピーカーを小口径なものに変えている。色はシルバーとホワイトの2色

RD-M1

RD-M1。スピーカー一体型機で、色はブラック、シルバー、ホワイト、ピンクの4色

最大の特徴は、携帯電話機との連携機能を用意した点だ。

ひとつはエヌ・ティ・ティ・ドコモ(株)の“Napsterケータイ”(903i、904i、704iシリーズのWMA対応機種)向けの機能で、Memory COMPOシリーズでリッピングした音楽CDを、パソコンを介さずに直接携帯電話機に転送できるようにした。

また、携帯電話機を利用して楽曲情報を取得する“Magic Sync”という仕組みにも対応した。対応する携帯電話機は、NTTドコモのFOMA、au(KDDI(株))のCDMA 1X WIN、ソフトバンクモバイル(株)の3Gシリーズなど、各社の3G規格対応機で、コンポにUSB接続した携帯電話機を使い、Gracenoteの楽曲データベースにアクセスできる。

楽曲情報は、CDのアルバムに含まれる曲の時間情報(TOC)と波形分析の両方を参照して取得する。このため、CD以外のソース(ラジオでエアチェックしたデータや、外部アナログ入力から録音した楽曲)の情報も得られる。通信時には携帯電話のパケット通信料が別途必要となるが(1回の通信で50パケット程度)、パソコンやインターネット接続のない環境でも手軽に導入できる点はメリットになるだろう。



ラジオ番組の過去録音機能も搭載


このほか、ラジオ再生時に本体の専用ボタン(SNAP SHOTボタン)を押すことで、過去に聞いた内容(最大で2分前まで)にさかのぼって再生できる“スナップショット”(過去録音)機能や、バックライトの色と連動したフォルダー管理機能なども備えている。また、一体型のRD-M1には聴いている位置に合わせて、音像を移動できる仮想サラウンド機能“サウンドシューター”も搭載されている。

バックライト

各機種とも、楽曲を録音する際にフォルダー分けする機能を持っている。どのフォルダーを選択しているかはバックライトの色で分かる仕組みだ

内蔵メモリーの容量はいずれも1GBで、録音/再生できる形式はMP3またはWMA。また再生のみとなるが非圧縮のWAVE形式にも対応する。録音時のビットレートはMP3形式が192kbps、128kbps、64kbpsの3種類。WMA形式が128kbps、96kbps、64kbpsの3種類。UX-GM70とUX-GM50の本体にはSDメモリーカードスロットを搭載しており、最大2GBのカードを利用できる。

発売は上位モデルのUX-GM70が10月下旬、下位モデルのUX-GM50と一体型のRD-M1が9月下旬。

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