マイクロソフト(株)は8月1日、ネットワーク上のMacからWindowsマシンにアクセスして、 Windows上のプログラムやファイルの操作を可能にするリモートアクセスソフト「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac」のバージョン2.0をリリースした。開発途上のベータ版のため、配布されるのは英語版のみとなる。使用期限は、2008年3月31日まで。
主な新機能は、
- Windows Vistaに対応
- ユニバーサルバイナリー化
- 新ユーザーインターフェース
- 画面サイズを随時変更可能
- キーボード ショートカットなどのカスタマイズが可能
- Mac上で利用できるすべてのプリンターへの出力に対応
- 複数のWindowsマシンへの同時接続が可能
制限事項としては、
- Windows VistaのAeroやフリップ3Dに非対応
- 切断後の自動再接続ができない
- 日本語のボリューム名が変換される
日本語のボリューム名については、日本語などの2バイト文字が含まれていると、ボリューム名が自動的に「Drive1」や「Drive2」などとなる。
Windowsマシンにうまくアクセスできない場合は、XP/Vistaとも、コントロールパネルの「システム」にある「リモート」タブで、リモートデスクトップからの接続を許可するように設定を変更すればいい。
「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac」の環境設定では、ログインするユーザー名やパスワード、リモートアクセス時の画面解像度や色数、壁紙を表示するか、などを設定可能だ。
