日本電気(株)とNECアクセステクニカ(株)は1日、通話開始時にさかのぼって最長で45分の録音が可能な“さかのぼり録音”の機能を強化した家庭向け普通紙ファクス“スピークス”シリーズ6機種を24日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。
ラインナップは上位機種として親機のディスプレーに漢字を表示できる“大型ホワイト漢字液晶”パネルを採用した『SP-DA340』と、子機を2機にした『SP-DA340W』。ホワイト漢字液晶パネルなどの機能を省略した『SP-DA240』と、子機を2機にした『SP-DA240W』を用意する。SP-DA340とSP-DA340Wはそれぞれカラーバリエーションとして“ライトシルバー”と“パールホワイト”の2色を用意している。予想実売価格はSP-DA340が2万8000円前後、SP-DA340Wが3万5000円前後、SP-DA240が2万4000円前後、SP-DA240Wが3万1000円前後。
SP-DA340(PW)
SP-DA340で機能強化された点は、通話中か通話終了後に専用のボタンを押すことで、通話開始時までさかのぼって最長で45分間の録音が行なえる“さかのぼり録音”に、新たに録音状態を表示する“さかのぼり録音ランプ”を搭載したこと。また、録音機能にすべての着信を自動で録音する“みんな録音”、“お断りボタン”を押せば通話の最初から録音できる“迷惑電話録音”、非通知の着信があった時だけ録音する“非通知録音”の3つの“自動録音モード”を新たに追加した。お断りボタンは、録音できる以外に押した時点から専用音声が対応して自動で電話が切れるようになっている。そのほか、親機には登録しているユーザーや着信状況を漢字で表示できる“大型ホワイト漢字液晶”ディスプレーを採用する。
給紙は最大20枚(A4普通紙)をセット可能で、印刷方式は熱転写方式となっている。消費電力は最大約100W(待機時約1.9W)。本体サイズは約幅297×奥行き199×高さ104mm、重量は約2.9kg(記録紙、インクフィルム除く)。
SP-DA240(PW)
SP-DA240は、SP-DA340から大型漢字液晶やカラーバリエーションを除いた製品。録音機能などの仕様は同等。
