Gigabyteから、水冷ユニット一体型のPCケース「3D Mercury」(型番:GZ-FW1CA)が発売となった。ブラックとシルバーの2色をラインナップしている。
同社製の水冷ユニット一体型のPCケースとしては、以前に「3D AURORA」が発売されたのを覚えている人も多いはずだ。ラジエータやポンプ、タンクで構成される水冷ユニット部は下部に搭載されていたのだが、今回登場した「3D Mercury」では上部、いわゆる天板部分へと変更された。同社では「熱は自然と上部へ流れる性質のため、このほうが理にかなっている」という。
水冷ユニット部がそのまま上部に載ったような構造となるために、ケースサイズは205(W)×620(H)×535(D)mmとかなり大型化。デザイン的には少々頭でっかちな印象だが、5インチベイ×4、3.5インチベイ×2、3.5インチシャドウベイ×5で、E-ATXサイズのマザーボードまで搭載可能とするなど、高い拡張性は保っている。
ケース用ファンはいずれも120mm角でフロント吸気×1、リヤ排気×2でブルーLED発光タイプ。フロントパネル上部にはファンコントローラも搭載している。ちなみに水冷ユニット部で使用されている冷却ファンは120mm角×2。その他、注目点としてはCPU水冷ヘッドに別途ファンを取り付けることができるところ。これは水冷環境では軽視されがちなVRM部への冷却用という。価格は高速電脳とT-ZONE.PC DIY SHOP(今ならVGA用水冷ヘッド「Blue eye」付属)で6万4800円だ。
