『Xbox 360』を購入した。『FORZA Motorsport 2』で“イタ車モドキ”を自分で作ってみたいという衝動にも駆られるけど、それが理由ではない。Web 2.0とかいろいろ語るなら“Xbox LIVE”を見てからにせよと月アス編集部Oくんが言うのもあるのだけど、今回はそれが主目的ではない。
今回、Xbox 360を購入したのは“パックマン”をやるためなのである。そう話したら「エンドーさんなら50種類くらい持ってるでしょう」と言われてしまった。確かに先週から、Wiiでもパックマンをやっている。
ムム……、パックマン世界選手権ですと?
ちょっと聞き捨てならないニュースが流れたのは1ヵ月ほど前のことだ。6月6日に“パックマン世界選手権”のニュースが流れたのをご覧になった方もおられるはず。正確には“Xbox 360 パックマン ワールド チャンピオンシップ 決勝大会”(PAC-MAN World Championships Tournament in New York City)というもので、世界の7地域から10名が、ニューヨークで行なわれた決勝に臨んだのである。「私もXbox 360を買って予選に参加したかったなぁ」などと、ひとりゴチても遅い。
日本では、初期の大ヒットゲームといえば『スペース・インベーダー』と相場が決まっているが、米国では、なんといってもパックマンの人気が絶大なのだ。だから、米国生まれのXbox 360というプラットフォームで、こんな大会が開かれてもおかしくないわけだ。てなわけで、秋葉原まで出かけてXbox 360の本体と『Microsoft Point 1400』(プリペイドカード)というのをゲットしてきたわけだ。
パックマンにはまった日々
私にとってパックマンは、もう貧乏するくらい現金をつぎ込んだゲームである。その後、ゲームをすることが減ってからも、パックマンだけはやり続けた。港北東急百貨店に“パックマンスタジオ”なんてのが出来たときも、真っ先に駆けつけた。1980年代も終わりごろ、仕事でラスベガスに出かけたとき、ホテルの片隅にまだパックマンががんばっていて、涙したこともある。
パックマンへの私の傾注具合は『東京おとなクラブ』という、私が個人的に作っていたカルト雑誌に書いている。ちょうど、MyOASYS2というワープロで原稿を書き始めたころで、その後、パソコンで読める形式にコンバートしたものが残っていたので、最後のページに引用しておくことにする。
読み返してみると、専門家が見るとかなりデタラメな部分がかなりある。ひゃーという感じで、ひどい原稿なのだが、若さゆえ(20代半ばでしょうか)お許しいただきたい。本当のパックマンのハードウェアのスペックや、ゲーム内容の詳細については、米国に、めちゃめちゃ凄いサイトがたくさんあります。
ちなみに、この原稿についていた写真キャプでは、「1981年7月、ギネス・ブック公認によるアップライト型パックマンの28時間プレイに挑戦し、トップ・スコア162,950点をあげた女性、SHYRLE・DEHAVENは、GETパターンを使うGETブラザーズの直弟子だったようである」なんてことも書いている。ギネス・ブックがあるなら、世界大会だって気になるというものだ。
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