日本語版の変更点はこちら
ここでざっと日本語版の変更点について紹介しておこう。
大きく日本語表示が変わったところは「飛ぶ」が「飛行」に、「在庫目録」が「持ち物」に、「好み」が「環境設定」になったところ。個人的には、今まで「土地」と訳されていた「プロパティ」が、素直に「プロパティ」とカタカナ表記されるようになったのがうれしい。何か調べるたびに「なんで土地やねん?」と一人突っ込みをしていたからだ。
登録したユーザーが最初に飛ばされる“オリエンテーションランド”の説明も日本語になっている。
日本語版ベータの提供に伴い、セカンドライフの公式サイトもオープンになった。
サポート情報には、問い合わせ先のメールアドレスが追加された。これはこれまでになかった大きなポイントだろう。まだ日本語で用意されているドキュメントはわずかで、大半は英語サイトへのリンクになっているが、今後は徐々に日本語コンテンツと入れ替わってくるかもしれないと、期待している。
いずれにしても登録から最初の操作を学ぶ場所までが日本語化されたことで、日本のユーザーがセカンドライフに参加する敷居が低くなるのは確かだろう。もっとも、以前からメルティングドッツが日本語の登録画面とオリエンテーションランドを公開していたし、12日にはマグスルがホテルを想定したゲーム感覚のオリエンテーションランドを仮オープンした。完成度や満足度を求めるのなら、まずはそちらに行ったほうが楽しめそうではあるが。
実際に試用してみると、まだ動作に不安定な面が多いことも追記しておく。特にIMに関するバグがひどく、もしかしたら、ボイスチャットの機能を使わせる作戦かもしれないと勘ぐってしまうほどである。日本語の登録サイトで、登録してみたところ、初期アバターの容貌が以前より美形になっていたことにも驚かされた。