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OBC、64ビット対応の奉行シリーズ上位版を10月発売

2007年07月06日 00時00分更新

文● アスキービジネス編集部

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オービックビジネスコンサルタント(OBC)は、 ERP(統合基幹業務)パッケージの新版「奉行V ERPシリーズ」を開発したと発表した。10月から販売を開始する予定だ。


カスタマイズ案件の機能を取り込んだ最新版


 今回発表された「奉行V ERPシリーズ」(奉行V)は、従来に比べて格段のスペックアップを図り、64ビット/32ビットに両対応したERP(統合基幹業務)パッケージの最新版。「奉行21シリーズ」(奉行21)の上位版にあたり、次世代開発環境である「Microsoft Visual C#」を使って2001年から開発を行なってきた。

 奉行Vでは奉行21のカスタマイズ開発案件で多く見られた要望をパッケージの機能として取り込んだ。また、監査法人や内部統制コンサルタントからの要望を取り入れ、入力修正を制限する強固な締機能を搭載するなど、内部統制の支援機能も強化しているという。

 さらに、Windows Vistaに対応し、基幹系として国内で初めて「Certified for Windows Vista ロゴ」を取得。Windows Server 2008に対応予定で、.NET Frameworkの採用により同一データベース上でのリッチクライアント/Webインターフェイスの同時利用に対応するなど、技術面でも強化を図っている。

 奉行Vのラインナップは、会計モジュール「勘定奉行V ERP」、人事・給与モジュール「給与奉行V ERP」「人事奉行V ERP」「法定調書奉行V ERP」、販売管理モジュール「商奉行V ERP」「蔵奉行V ERP」、統合運用管理の「BACKUP奉行V」「OBC Management Studio」からなる。価格は、1ライセンス版の「奉行V ERP Single Edition」が71万4000円から。

 OBCでは、データベースの構造やAPI、開発技術環境、開発ツール(SDK)などをパートナー向けに公開し、教育体制を用意。サードパーティ製のソリューション、ツールを拡充させる計画だ。また、将来的には中小企業に向けてSaaS(Software as a Service)モデルでの提供も予定しているという。

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