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ソフトバンクモバイルがグループ別1位を維持

TCA、2007年6月末の携帯電話契約数を発表

2007年07月06日 22時14分更新

文● 永島和夫

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(社)電気通信事業者協会(TCA)は7日、今年6月末の携帯電話機・PHSの契約数を発表した。5月度に引き続きソフトバンクモバイル(株)が、auとツーカーを合わせたKDDI(株)グループを上回った。(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモは“2in1”(ツーインワン)の契約数を、純増数に含めないと修正したこともあり、純増数はソフトバンクモバイルの半分以下となる結果となった。

純増契約数をグループ別にみると、ソフトバンクモバイルが20万4800件増1644万500件。auが20万7700件増2810万9700件、ツーカーは7万4500件減59万9700件で、auとツーカーを合わせたKDDIグループ全体では13万3200件増。NTTドコモグループは8万8800件増5284万5700件となっている。

先月度と同様にソフトバンクモバイルの純増が目立つ。5月度に続いてKDDIグループ全体を上回っていたが、今月度はau単体と比べた場合でも、あと一歩でソフトバンクが上回るところまで来ている。

NTTドコモの純増は8万8800件となったが、これはFOMA 904i端末1台で2回線を利用できる“2in1”の利用者について、今回から2in1での追加回線数を計上しない数値で発表したためだ。純増数は、6月初旬に発表された5月度の数値(関連記事)とは異なり、2in1を利用しない5月度の数値に対してのものとなる。なお、6月の2in1のみによる増加数は5万4000件だという。

また、今回からイー・モバイル(株)の契約者数についても発表されている。同社の数字は四半期ごとの発表となり、サービス開始時から6月末現在で6万200件の契約があることが分かる。

システム別にみると、NTTドコモグループのW-CDMA(FOMA)が74万5300件増3785万4300件、auの第3世代方式となるCDMA2000 1X(CDMA 1XおよびCDMA 1X WIN)は、22万2000件増2755万8100件、ソフトバンクは、W-CDMA方式が52万7100件増921万7900件となった。

PHSについては、(株)ウィルコムグループが2万2000件増の累計464万7800件と増加したものの、NTTドコモグループが2万8400件減37万4000件となり、PHS全体では6400件の減少となった。

携帯電話の事業者別契約数(2007年6月末)

全事業者合計
9805万5800件(48万7000件増)
NTTドコモグループ
5284万5700件(8万8800件増)
auグループ
2810万9700件(20万7700件増)
ツーカー
59万9700件(7万4500件減)
KDDIグループ合計
2870万9400件(13万3200件増)
ソフトバンクモバイル
1644万0500件(20万4800件増)
イー・モバイル
6万200件

システム別

W-CDMA/NTTドコモグループ
3785万4300件(74万5300件増)
W-CDMA/ソフトバンクモバイル
921万7900件(52万7100件増)
CDMA2000 1X/au
2755万8100件(22万2000件増)


PDC合計
2281万3700件(105万3300件減)
PDC/NTTドコモグループ
1499万1400件(65万6500件減)
PDC/ソフトバンクモバイル
722万2600件(32万2300件減)
PDC/ツーカーグループ
59万9700件(7万4500件減)
cdmaOne
55万1600件(1万4400件減)

PHSの事業者別契約数(2007年6月末)

全事業者合計
502万1800件(6400件減)
ウィルコムグループ
464万5200件(2万2000件増)
NTTドコモグループ
37万4000件(2万8400件減)

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