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MacBook Pro専用のワンセグチューナー

【レビュー】VGA-TV1S2M

2007年07月07日 01時00分更新

文● 高橋敦

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録画中もCPUにほとんど負荷がかからない

ながら見

ほかの作業をメインに、ワンセグを“ながら見”するというのも利用スタイルのひとつ

ワンセグは“ながら見”することも多いため、例えば、テレビを流しながら快適にウェブブラウズできるかどうかは気になるところだろう。そこで『アクティビティモニタ』を使い、視聴中のCPU負荷を確認してみた。テストマシンは、MacBook Proの最初期モデル(Core Duo-2GHz、メモリー2GB)だ。

視聴時

視聴時のCPU負荷は12〜35%程度の範囲で変動

録画時

録画時のCPU負荷も変わらず12〜35%程度の範囲で変動

視聴時/録画時ともに、CPU負荷は12〜35%程度で変わらない。録画番組の再生時も25%程度と低めで安定していた。アナログ用のテレビキャプチャー機器を使っている人は、録画負荷の少なさを意外に思うかもしれないが、ワンセグ録画は受信データをそのまま保存するため、録画時にデジタル変換(エンコード)が必要になるアナログ放送の場合に比べて、CPU負荷はほとんどないようだ。



予約録画はEPGよりiEPG


録画予約にはワンセグのEPGか、インターネットのiEPG(電子番組表)サイトを利用する。マネージャーウィンドウの“EPG”タブは、チャンネルがプルダウンメニュー選択で一覧性がなく、表示される時間範囲も現在時刻から数時間先まででしかない。もうすぐ始まる番組をサッと予約するための機能と考えてよいだろう。

チャンネル切り替え

チャンネル切り替えごとにデータを取得するので、表示までに時間がかかる

録画設定

毎週予約や曜日指定予約が可能。“開始:予約録画開始”と“終了:予約録画後”の項目を使えば、放送時間のずれを予測して、番組前後に録画の“のりしろ”を設定できる

“iEPG”タブは、単純に番組表サイトへのリンクが用意されているだけだ。クリックすると番組表サイトがウェブブラウザーで表示され、あとはそのサイトの手順に従って閲覧してEPGファイルをダウンロードすれば予約登録される。このあたりはアナログのテレビキャプチャー機器と同じ使い勝手だ。

iEPG

“iEPG”タブではリンクが表示され、クリックするとウェブブラウザーでiEPGサイトが開く。マネージャーウィンドウ内に番組表が表示されるわけではない

環境設定

環境設定の“録画予約”タブで細かな設定が可能。ただし、ソフトに用意された“サイレントモード”の内容について、説明書にもヘルプにも記載がなく、少し不親切だ。試しに有効にしてみたが、普通にソフトが起動し、リアルタイム表示しながらの録画が行なわれた



視聴機能は文句なし! 録画/再生さえ強化されれば…


以上、一般的な機能やヘルプの不足など、ソフトウェアの完成度にやや難はあるものの、ハードウェア的には何の問題もなく、アンテナ選択肢の充実などは気が利いている。特にリアルタイム視聴に関して不満はまったくないので、それがメインユースの場合は購入しても後悔しないだろう。

あとは録画/再生関係の機能がもう少し補充されれば文句なしの製品となるだけに、今後のソフトウェアのアップデートにも期待したいところだ。


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