録画中もCPUにほとんど負荷がかからない
ワンセグは“ながら見”することも多いため、例えば、テレビを流しながら快適にウェブブラウズできるかどうかは気になるところだろう。そこで『アクティビティモニタ』を使い、視聴中のCPU負荷を確認してみた。テストマシンは、MacBook Proの最初期モデル(Core Duo-2GHz、メモリー2GB)だ。
視聴時/録画時ともに、CPU負荷は12〜35%程度で変わらない。録画番組の再生時も25%程度と低めで安定していた。アナログ用のテレビキャプチャー機器を使っている人は、録画負荷の少なさを意外に思うかもしれないが、ワンセグ録画は受信データをそのまま保存するため、録画時にデジタル変換(エンコード)が必要になるアナログ放送の場合に比べて、CPU負荷はほとんどないようだ。
予約録画はEPGよりiEPG
録画予約にはワンセグのEPGか、インターネットのiEPG(電子番組表)サイトを利用する。マネージャーウィンドウの“EPG”タブは、チャンネルがプルダウンメニュー選択で一覧性がなく、表示される時間範囲も現在時刻から数時間先まででしかない。もうすぐ始まる番組をサッと予約するための機能と考えてよいだろう。
“iEPG”タブは、単純に番組表サイトへのリンクが用意されているだけだ。クリックすると番組表サイトがウェブブラウザーで表示され、あとはそのサイトの手順に従って閲覧してEPGファイルをダウンロードすれば予約登録される。このあたりはアナログのテレビキャプチャー機器と同じ使い勝手だ。
視聴機能は文句なし! 録画/再生さえ強化されれば…
以上、一般的な機能やヘルプの不足など、ソフトウェアの完成度にやや難はあるものの、ハードウェア的には何の問題もなく、アンテナ選択肢の充実などは気が利いている。特にリアルタイム視聴に関して不満はまったくないので、それがメインユースの場合は購入しても後悔しないだろう。
あとは録画/再生関係の機能がもう少し補充されれば文句なしの製品となるだけに、今後のソフトウェアのアップデートにも期待したいところだ。