(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモが4日に発表した“FOMA 704i”シリーズ8機種。本サイトでも、都内発表会での様子(関連記事)と実機レポート(関連記事)をすでにお伝えてしている。実は、同日にNTTドコモが米リンデン・ラボ(Linden Lab)社の3D仮想空間サービス“Second Life”(セカンドライフ)に参入し、新シリーズ全機種のレプリカを公開しているのだが、その情報はあまり外へは伝わってきていないようだ。今回は、Second Life内へNTTドコモが参入した様子をお伝えする。
高度200メートルにそびえ立つ、ドコモタワー
さて、Second Life内に“NTT DoCoMo”島がオープンしたのは4日の午後3時。リアルにも存在する、NTTドコモ代々木ビルがそっくりそのまま堂々とそびえ建っている。島内にはドコモショップやミュージアムなどもある。
受付には説明員がリアルタイムでログインし、アバターとして在籍。ドコモ島についての説明などを行なっている。しばらくは24時間体制で臨むという。
Second Life内のドコモショップでは最新モデルが展示されている。さらに色のバリエーションもそろったアバターサイズの704iシリーズも展示。これらは無料で配布されている。受け取ったケータイを装着してチャットをすると電話をしているアニメーションが組み込まれている。購入前に気になるモデルの着用シーンを試してみるというのはいかがだろう?
タワーの中には今回発表になった“704i”シリーズ8機種のレプリカがすべて展示されている。
ドコモ島は高度200メートルに位置し、さらにその上に200メートルのタワーが建てられている。そのため、時折、視界が雲でさえぎられることも……。地図を見ると近隣には“Shibakoen”(芝公園)、東京タワーで(Second Life内では)有名な“dejima”島が見える。島内にはミュージアムも設置され、歴代のケータイが展示されていた。
ビル入り口に「ただいまセカンドライフの検証実験中です」とあるように、NTTドコモではこれからこのSIM(島)を使ってセカンドライフでの可能性をいろいろと探っていく考えのようだ。