Windows Vistaに付属する電子メールソフト“Windows メール”には、迷惑メールフィルター機能が搭載された。Windows XPの“Outlook Express”には搭載されていなかったため、待望されていた機能だ。
この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。
Windows Vistaに付属するメールソフトは、XPまでのOutlook ExpressからWindows メールに変わった。迷惑メールフィルターやフィッシング対策機能などを搭載しているのが特徴だ。
Windows メールの迷惑メール除去機能は、処理レベルを3段階から選択できる。処理レベルは、迷惑メールであることがほぼ確実なメールのみを処理する“低”、ほとんどの迷惑メールを処理できるが、通常のメールを誤処理する可能性もある“高”、許可した相手からのメール以外をすべて遮断する“セーフリストのみ”が用意されている。
受信した迷惑メールは、初期設定では“迷惑メール”フォルダーに移動するようになっているが、直接削除することもできる。また、処理レベル設定で“自動処理なし”を選べば、迷惑メールフィルターを無効にして、すべてを受信するようになる。
迷惑メールフィルター以外にも、迷惑メール対策に役立つ機能として、特定のドメインや言語を使ったメールの受信を拒否する機能も搭載された。この機能を使うと、迷惑メールの送信規制が緩い国のドメインから無差別に送られる迷惑メールをシャットアウトできる。ただし、該当するドメインや国からメールを一切受け取れなくなるので注意しよう。
オークションサイトやネットバンキングなどからのメールを偽装して、IDやパスワードなどの個人情報を詐取する“フィッシング詐欺メール”を検出する機能も備えている。フィッシング詐欺と思われるメールを受信すると、赤く表示されるので分かりやすい。
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