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シーゲイト、同社初の1TB HDD『Barracuda 7200.11』を発表

2007年06月29日 18時51分更新

文● 編集部 小西利明

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米シーゲイト・テクノロジー社は29日、同社製品としては初めて、最大記憶容量1TBを実現した3.5インチHDD『Barracuda(バラクーダ) 7200.11』と『Barracuda ES.2』を発表した。今年第3四半期から出荷を開始する。

『Barracuda 7200.11』

『Barracuda 7200.11』

発表された2製品は、Barracuda 7200.11がワークステーションからメインストリームクラスのパソコンに、Barracuda ES.2は高信頼性を要求するビジネス用途やエンタープライズ・ニアライン市場向けの製品とされている。同社が“第2世代”と称する垂直磁気記録方式を採用し、最大で4枚のプラッターを内蔵して1TBの記憶容量を実現した。回転速度は毎分7200回転、キャッシュメモリー容量は最大32MB、平均シーク時間は8.5msとされている。

Barracuda 7200.11は大容量に加えて、高速な転送速度と低消費電力を特徴としている。3Gbit/秒のシリアルATAとNCQ(ネイティブ コマンド キューイング)に対応し、連続データ転送速度は最大で105MB/秒に達する。アイドル時の消費電力については8W、動作時の平均消費電力は12Wとなっている(いずれも1TBモデルの場合)。

ラインナップは1TBモデルのほかに、3枚プラッターの750GBモデルと、2枚プラッターの500GBモデルが存在する。さらに750GBモデルと500GBモデルには、キャッシュメモリー容量が半分の16MBの製品もラインナップされている。価格は1TBモデルが399ドル(約4万9277円)。

Barracuda ES.2はプラッターや転送速度、消費電力は7200.11と共通で、より高い信頼性を実現している。平均故障間隔は120万時間(7200.11は75万時間)に達する。インターフェースは3Gbit/秒のSATA(NCQ対応)に加えて、SAS(シリアルアタッチドSCSI)に対応する製品もラインナップされている。

記憶容量はSATAモデルが1TB、750GB、500GB、250GB。SASモデルが1TB、750GB、500GB。SATAモデルは250GBを除き、32MBキャッシュ搭載モデルと、16MBキャッシュ搭載モデルの2種類が用意される。SASモデルは16MBキャッシュ搭載モデルのみ。

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