全国のブートキャンパーの諸君、「サーコゥ!」(やってるか?) しょげた顔をするなよ。ビリー隊長が帰ってしまって悲しいのは俺も一緒だ。
しかしこの二週間、ビリー隊長の姿をテレビで見なかった日はなかったが、この人気は異常だと思わないか? いったい『ビリーズブートキャンプ』の魅力は何なのだろう? ここで一度振り返ってみるとするか。
厳しいけれど優しい隊長
まずは隊長の人柄だろう。厳しさの中に優しさがあるビリー・ブランクスの人柄にみんながひきつけられている。人をやる気にさせるのも天才的にうまいと思わないか? もう限界だと思った瞬間でも、隊長に「もう一丁!」(ワンモアセッ!)と言われると不思議と頑張れる。
多才なビリー隊長
それからもうひとつ。あの音楽こそが重要だったと俺は考えている。俺自身、実は訓練初日にして脱走した経験があるんだ。似たようなほかのエクササイズに手を出したんだけど、まったくダメだった。あの音楽じゃないとやる気にならないんだ。ちょっと聞いただけでは、80年代風のチープな打ち込み音楽のループにしか聞こえないんだが、聞いてるうちに耳から離れなくなる中毒性がある。CMで流れているあの音楽が耳の奥でリフレインしているってやつも多いんじゃないか?
俺は、あの音楽を作ったやつこそブートキャンプの影の功労者だと思っていたんだが、驚くなよ、実はあのDVDの音楽は全てビリー隊長が作っているんだ!
これは、24日の合同演習後の談話で分かったことなんだが、隊長は自宅(かなりの豪邸らしい)の地下に音楽スタジオを持っていて、隊長自身がキーボードの演奏から歌、ラップまでぜんぶこなしてあの曲を作っている。
DVDを見ていると分かるとおり、隊長はリズム感抜群だろ? 演習の時はDJの真似をしてみたり、ロボットダンスまで飛び出したんだ。そのうえ取材中には、オリジナルのラップまで披露してくれたんだぜ。隊長の多才ぶりには本当に驚かされる。
参考映像(1) イベント終了後の囲み取材で、記者から請われ、オリジナルのラップパフォーマンスを披露するビリー・ブランクス氏。サービス精神も満点だ。
