富士通(株)が12日に発表した『FMV-BIBLO LOOX U50WN』。ここ数年、タッチパネル付きでコンバーチブルタイプのタブレットPCに積極的に取り組んでいる同社が市場に初めて投入したUMPCである。「こういうパソコンを出した富士通をほめたい」というのが率直な感想。要するに日本のパソコンメーカーには市場でもっともっと暴れてほしいのだ。
このサイズでコンバーチブル、かわいいLOOXの末っ子
というわけで、編集部のほうでも早速実機を借用してみた。
まずは、外観から。ディスプレーは5.6インチで、解像度は1024×600ドット。タッチパネルを装備しており、スタイラスや指で触れて操作も行なえるタイプとなっている。ヒンジ部分は左右に180度回転し、ディスプレーを反転した状態で閉じると、キーボードを隠した“ピュアタブレット”のような外観になる。
カラーリングはキーボードのある内側がブラック、天板がつや消しのホワイトという2トーンカラーだ。デザインに関しては好みもあるだろうが、手の持った際の質感は割合によく、コンパクトなので片手でも気軽に持ち上げられるのがいい。ホワイトのマット塗装も、滑りにくく手になじんで好感触だ。