インド人もビックリ!?「カレーラムネ」
今度は、インド人でなくてもビックリする飲料「カレーラムネ」の試飲だ。こちらはまったく味の想像がつかない。ラベルでは“ピリッとスパイス、シュワッと炭酸”や、“カレーとラムネの不思議なコラボ”など、スパイスと炭酸のマッチングをアピールしている。炭酸飲料の中にはカフェインや、香辛料が入っている製品があるため、もしかしたらカレーと炭酸は相性がいいのかもしれない。
ところが、この「カレーラムネ」原材料は、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、カラメル色素と、前述の「わさびらむね」と色素以外はまったく変わらない。ということは味も似ている可能性がある。果たして「カレーラムネ」はおいしいのだろうか?
カレーは飲み物?食べ物?
カレーは飲み物ではなく食べ物だ。食べ物の匂いがするものを飲まなければならないということに、まず違和感を感じてしまう。実際に飲んでみると、辛いどころか甘いラムネの味がするため、脳と舌の情報が一致せずに、さらに混乱してしまう。これは今までにない感覚だ。きっとこれは飲み物だと思って飲むからマズイと感じるに違いない。ここはひとつ、これを本物のカレーだと思って、ご飯の上にかけて食べてみようじゃないか。
――リアクションからして容易に味の想像がつくけど……
【永水】 「匂いが濃いのに味が薄すぎです!脳内で想像する味と、実際の味にギャップがありすぎて一瞬パニックになります(ゲップ)。それ以前の問題として、やはり炭酸とご飯は相性が悪すぎますよ!」
――ゲップしながら話すなよ!しかもカレー臭いし!
【永水】 「炭酸飲料飲んだんだからゲップが出るのは当然じゃないですかぁ」
――味が薄くて食べられないのなら、本物のカレーに炭酸飲料を混ぜて、濃い味を作ろう
【永水】 「まだやるんですか?」(泣)
画期的!? カレーの辛さを炭酸飲料で中和!
「カレーラムネ」は、強烈な匂いの割には味が薄いことが判明した。では、これを自作した場合はどんな味になるのだろうか? 配分次第ではカレーの匂いに比例した濃い味のドリンクが出来上がるはずだ(おいしいかどうかは別問題として)。用意すればいいのはカレーと炭酸飲料だけ。非常にお手軽なのでさっそく試してみよう。
やはりカレーの味が濃いと飲み物として成立しないようだ。「カレーラムネ」の開発者も我々と同じような検証を繰り返して、最終的にあの味にたどり着いたのだろうか? そう考えると「カレーラムネ」をバカにすることはできない。同じような飲料を自作することで、飲料開発の難しさを今回改めて実感した。
だが、予想外のものが出来上がるのが自作の楽しみでもある。たまたま今回は失敗してしまったが、次は成功するかもしれない。次ページでは、メジャーな炭酸飲料の自作にチャレンジしてみよう!
(次ページへ続く)