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驚愕の炭酸飲料!「わさびらむね」と「カレーラムネ」がアキバで発売開始!

2007年06月23日 10時30分更新

文● 北村

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 秋葉原でまたまた妙な飲料が販売開始された。その名も「わさびらむね」と「カレーラムネ」。わさびとカレーを炭酸飲料にするという、冗談としか思えないコラボレーションが実現しているのだ。販売しているのはコトブキヤラジオ会館店。さっそく編集部でこの飲料の試飲会を実施し、そのすさまじい破壊力を体験してみた。

大人の味「わさびらむね」と、インド人もビックリ!?「カレーラムネ」。製造元はどちらも静岡にある木村飲料。よく商品企画が通ったものだと感心してしまう……。価格はコトブキヤ ラジオ会館店でどちらも1本157円

静岡産のわさびはどこ?

 まずは、味が想像できそうな「わさびらむね」から挑戦してみよう。ラベルには“静岡名産のピリッとした「わさび」と昔懐かしい「ラムネ」の刺激的な出会い”と書かれている。原材料を調べると、果糖ぶどう糖液糖、酸味料、香料、ベニバナ黄色素、クチナシ青色素となっている。

 あれ?わさびは?

 ラベルをよく見ると、静岡産どころか“原材料にわさびは使用していません”という表記が! いきなりのカウンターパンチに試飲会参加者全員が早くも戦意喪失。これは「FINAL FANTASY XII ポーション」や、「北斗の拳パワードリンク」「人間飲料 妖怪人間ベム」の時以上に、覚悟を決めなければならないようだ。

わさびらむね ラベル

ラベルには“静岡産のピリッとした「わさび」と昔懐かしい「ラムネ」の刺激的な出会い”と書かれている

わさびらむね ラベル

が、ラベルの反対側を見ると、原材料にわさびが使用されていない旨の表記が!

 いよいよ栓を開け、まずは匂いを確かめる。ツンと鼻に突くわさびの刺激を予想していたのだが、実際はほとんどわさび臭はせず、ラムネの甘い香りがした。見た目は色の薄いメロンソーダだ。さっそくテイスティングといきたいところだが、興味本位で集まった試飲会参加者がいつのまにか蜘蛛の子を散らすように撤収していた。残ったのは正露丸を奥歯で噛むのが大好きという、特異な味覚を持つ編集部員永水ただ1人。まるでご馳走を目の前にした犬のようにワクワクする彼に、さっそくこの緑色の液体を飲ませてみた。

わさびらむね 開栓

容器はガラスではなくペットボトルだが、ラムネらしくビー玉を落とすことで栓を開ける

わさびらむね 液体色

エメラルドグリーンが鮮やかな「わさびらむね」。匂いを嗅いでもわさびの刺激臭は感じない。むしろラムネの甘い香りがする

グビグビと飲む

グビグビと飲む編集部員永水。意外とイケる味なのか?勢いよく飲んでるけど、むせてこっちに吹き出すなよ!

何か物足りない?

何か物足りなさそうな表情。「わさびの味はしませんね。普通の炭酸飲料みたい、ちょっと苦いけど……」(永水)

わさびといえばお茶漬でしょう!

 どうやら、覚悟して飲んだ割には普通のラムネの味だったようだ。これではつまらない。我々が求めているのはこういう無難なコメントではないのだ! そうだ、せっかくわさび味なのだから、ご飯と混ぜて“わさび茶漬”にして食べてもらおう。

わさびらむね茶漬け

ご飯が埋まるくらいに「わさびらむね」をかけてみた。見た目はお茶漬けそっくりだ(実際には泡がシュワシュワと立っているのだが)。海苔や梅干を入れれば完璧だったかもしれない

わさびらむね茶漬け試食

味は?「甘すぎてご飯と合いません。ご飯と炭酸が口の中で喧嘩して、わさびとは違う非常に気持ち悪い苦さが残ります」(永水) やっぱりそうか……

こうなったら我々が真の「わさびらむね」を味あわせてやる!

 製品名が「わさびらむね」なのにも関わらず、わさびは使用しておらず、わさびの味も希薄。こうなったら本当の「わさびらむね」を我々の手で自作しようではないか。どっちがおいしいか今すぐ勝負だ!
 用意したのは無糖炭酸飲料と練りわさび。本物のわさびを炭酸飲料で溶くだけという、料理下手でも作れるお手軽レシピだ。

自作わさびラムネ レシピ

用意したのは無糖炭酸飲料と練りわさび。本物の味を楽しめるとあって非常にうれしそうな表情の永水

わさびたっぷり

物足りないと困るので、サービスしてたっぷりとわさびを入れる

自作わさびラムネ

炭酸飲料を注いでかき混ぜれば出来上がり。はじける炭酸に乗って、強烈なわさび臭が目と鼻を襲う

自作わさびラムネ比較

右が自作の「わさびラムネ」。緑色になるかと思いきや、白濁していてまるでカルピスソーダのようだ

自作わさびラムネ試飲

丹精込めて作った「自作わさびラムネ」をさっそく飲んでもらいましょう

味は表情から一目瞭然

刺激が強すぎて飲み込めないようだ。大丈夫か?

――どうだった?
【永水】 「炭酸のおかげでわさびが飲みやすくなるかなと思っていましたが、ちっとも飲みやすくありません。全然甘くないし、飲み物になっていませんよ。喉が焼けるように痛いし、なにかの罰ゲームですかこれは!」(怒)

――でも“大人の味”でしょ?
【永水】 「ボク子供なんで、最初に飲んだ“わさび風飲料”のほうがいいです!」

――自作に失敗はつきもの。わさびと炭酸の比率を変えて、今度こそおいしい「自作わさびラムネ」を作ろう!
【永水】 「絶対無理です」(逆ギレ)

(次ページへ続く)

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