(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモとNTTドコモグループ8社は18日、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)製のワンセグケータイ『SO903iTV』を6月22日に発売すると発表した。“FOMA 904i”シリーズからは、ワンセグ対応モデルでも“iTV”の型番が付かないため、本製品が事実上最後の“iTV”端末となる。
BRAVIAケータイ『SO903iTV』。左から“ピュアホワイト”“メタルブラック”“ブリリアントレッド”
SO903iTVは、頭に“BRAVIA”(ブラビア)の冠がつくことからも分かるように、ソニー(株)と共同開発した高画質技術“モバイルBRAVIAエンジン”を搭載し、コントラスト補正技術と輪郭強調技術によって高コントラストな画像を実現しているという。同時に豊かな低音再生を実現する“Bass Enhancement”(バス エンハンスメント)技術も搭載している。また、3インチのワイド液晶画面は“軸ずらし機構”によって約15度の角度をつけて置くことができる。これにより、自宅で机やテーブルに置いたときでもワンセグが見やすくなる。
本体スペックは、メインディスプレーは約3インチワイドQVGA(240×432ドット/26万2144色)のTFT液晶パネルを、サブディスプレーは約1.1インチ(36×128ドット)のモノクロ有機ELパネルを採用する。カメラはメインが有効約200万画素のCMOSセンサーを、サブが有効約11万画素のCMOSセンサーを搭載する。外部メモリーカードは、microSDメモリーカードに対応する。
連続通話時間は音声が約160分、テレビ電話が約90分。連続待受時間は静止時で約590時間以上、移動時で約450時間以上。本体のサイズは幅50×厚さ19.9×高さ111mm、重さは約138g。カラーは“ブリリアントレッド”“メタルブラック”“ピュアホワイト”の3タイプとなる。
