14)液晶パネルと制御部の接続
付属のコネクタを利用する場合は、この作業は不要だ。以降は、コネクタを使わない場合の接続手順を説明していこう。
制御基板のコネクタは、写真の方向(部品面)から見ると次のようなピン番号になっている。
一方液晶パネルのピン番号は、ハンダ面から見ると印刷の通り、次のようになっている。
これらは、同じピン番号同士を接続すればいい。注意するのは、液晶パネルのハンダ面から電線を引き出すように、ハンダ付けすること。液晶パネル面にもハンダ付けできる端子があるので、液晶面からハンダ付けする。
配線には写真のような、束になった線(フラットケーブル)を利用するといい。古いIDEやFDDケーブルなどを使うといいだろう。
15)電源コネクタの製作
写真は、HDDの電源などでおなじみのコネクタだ。オス・メスを間違わないように買ってくること。また、金属製のピンは樹脂のコネクタとは別売になっている場合があるので注意する。PCでは12Vと5V、それぞれのGNDがあり4ピンを使うが、この回路で必要なのはは5Vだけなのでピンは2本だけを使う。
・電線の先にピンをハンダ付けする
本来ペンチなどで金属部分をつぶして圧着するのだが、心もとないのでハンダ付けして方がいい。
ハンダ付けを終えたら、根元の金属部分(写真で下の電線を参照)をペンチなどでつぶしておく。
・コネクタにピンを差し込む
写真のようにコネクタの切欠きが上になるように見て、左側に5V(プラス)のピン(電線)を、その右隣にGND(マイナス)のピンを差し込む。
最後に制御基板のV+とV-にそれぞれ5VとGNDをハンダ付けして、電源の配線は終わり。極を間違えないように!
16)安定化回路をスキップするジャンパ線をハンダ付け
写真の部分には、電源を安定化させる3端子レギュレータを差し込むが、PCから安定した電源を取れるので、ここをジャンパ線でつなげる。
写真のように、基板にU2とある部分の囲みの左右の線をハンダ付けする。間違って中央の穴に差し込むと、プラスとマイナスがショートしてしまうので注意すること。
17)完成したらICをソケットに差し込む
ICの足は外向きに広がっているので、少し内側に曲げてから差し込むとカンタンにソケットに収まる。冬場は静電気に注意する必要があるが、今はさほど気にする必要もないだろう。ただし帯電しやすい人(笑い)は、アルミサッシなどに触れて静電気を逃してから作業するといい。
取り付け方向は、写真の方向から見るとICの切り欠きが奥になるように差し込む。向きはあくまでもICの切り欠きを目印にして、シールの向きに惑わされないように注意すること。
あとは指でギュッと押し込んで、ICがソケットから浮かないようにすること。これで工作は完了!
(次ページへ続く)
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