リアルコム(株)は11日、RSS/ATOMフィード収集管理サービスとして、各ユーザーが興味を持ちそうな記事を推薦する“SocialFeed”(ソーシャルフィード)のβ版サービスを同日開始したと発表した。無料で利用できる。ユーザー登録は自主的に行なえるほか、同サービスの既存ユーザーから招待を受けることでも行なえる。
SocialFeedのRSS/Atomフィード購読画面
SocialFeedは、ユーザーの趣向や読んだ記事の履歴などから、ユーザーが読むべき“推薦記事”を表示する“レコメンデーション機能”を持つのが特徴。具体的には、まず各ユーザーが読んだ記事の履歴から、同じような記事を読んでいるユーザーの集まり“コミュニティ”が自動的に作成される(コミュニティは内部処理によって生成され、ユーザーが自発的に参加することはできない)。そして、コミュニティのメンバーが共有する“興味のあるタグ群”※の中から、推薦するべき記事の候補を自動的にサーチする。その候補の中から、より多くの、より自分に似た趣向を持つユーザーに、より最近読まれたという基準で選ばれた記事が最終的に推薦され、各ユーザーの元にRSSとして配信されるというものだ。
※12日現在では、コミュニティのメンバーの購読している記事を元に、リアルコムの担当者が手動でタグ付けを行なっているという。
SocialFeedの仕組み
SocialFeedは、ほかのユーザーと友人になったり、友人に自分の購読しているフィードの中のおすすめ記事を紹介する、というSNS機能も備えている。
なお、SocialFeedは現在英語版のみが提供されており、ユーザー登録画面やインターフェースは日本語版が用意されていない(日本語のRSS/Atomフィードの購読は可能)。同社ではSocialFeedをβ版サービスとして提供しており、日本・米国合わせて2000人程度にユーザーを限定するとしているが、12日時点では自主登録制の取り止めなどは予定していないという。
