(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)は8日、都内の同研究所において研究成果を関係者などに披露する“オープンハウス2007”を開催した。ここではその模様を写真でお伝えする。
PlaceEngine
無線LANの電波強度により現在位置を割り出す“PlaceEngine”(プレースエンジン)は、すでに『プレイステーションポータブル』(PSP)用ソフト“みんなの地図2”にも導入されている技術。クライアント(パソコンやスマートフォン)にソフトをインストールするだけで利用でき、ソフトはPlaceEngineのホームページで無償配布されている。
サイバーコードを利用したゲーム
同社の研究している“サイバーコード”を応用した『プレイステーション 3』(PS3)用ゲームソフト“The Eye of Judgment”(ジ アイ オブ ジャッジメント)。カードにはコードが印刷されており、それをPS3に接続したカメラで撮影すると、カードの映像の上にリアルタイムでモンスターが描写される。The Eye of Judgmentは今秋発売予定。
記事掲載時、コード技術について「フラクタルコード」と表記していましたが正しくは「サイバーコード」です。お詫びして訂正いたします。
ブログをマンガにする技術
ブログなどの文字列を判読し、マンガとして自動生成する“Comic Visualization”(コミック ビジュアライゼーション)。喜怒哀楽など、感情に合わせた自分の写真をあらかじめ登録しておけば、文脈に沿ってその写真がはめこまれる。吹き出し(セリフ)はブログの文字をそのまま入れ込むが、効果音文字や背景の演出(流れる線など)も、文脈に合わせて自動的に付与される。