KDDI(株)および沖縄セルラー電話(株)は30日、5月22日に発表されたau携帯電話機の夏モデル(関連記事)のうち、『W52H』および『W52SA』を今月7日より順次発売すると発表した。
液晶テレビ“Wooo”の技術でワンセグを楽しめる『W52H』
W52Hは(株)日立製作所製の携帯電話機。同社の液晶テレビ“Wooo”(ウー)の高画質液晶技術を使い、ディスプレーには、2.9インチワイドQVGA(240×400ドット表示)のIPS液晶パネルを採用する。視野角も上下左右170度と広く、高画質処理エンジン“Picture Master for Mobile”(ピクチャーマスター フォーモバイル)を搭載する。視聴するテレビ番組に合わせて“標準”“シネマ”“色鮮やか”の3種類から好みの画質を選択できる。
録画予約機能だけでなく、着信やメール受信時でも録画を継続できる“バックグラウンド録画”に対応。再生面では音声付きの1.3倍速で再生できる“音声付時短再生”、テレビ視聴中に着信があると通話終了後に自動的にタイムシフト再生を実行する機能などを搭載した。さらに、デジタルラジオ放送の受信にも対応している。
また、外装は本体カラーによって液晶パネル背面の質感を変えており、用意された3タイプの中では、“フレスコオレンジ”はマット仕上げ、“レリーフブラック”は立体パターン、“グレイズシルバー”はクリア仕上げと表面仕上げを分けている。
本体スペックは、カメラがオートフォーカス機構付きの207万画素を採用し、サブディスプレーは約1.1インチ(128×36ドット)白色有機ELパネル。連続通話時間は330分、連続待受時間は約450時間。本体サイズは幅50×厚さ22×高さ106mm、重さは約141g。
各地域での発売日は以下の通り。
- 7日
- 沖縄地方
- 8日
- 東北、関東、中部、中国、四国、九州地方
- 9日
- 北海道、北陸、関西地方
薄型でワンセグ対応、IPS液晶搭載の『W52SA』
W52SAは、三洋電機(株)製の携帯電話機。IPS液晶パネル搭載やワンセグ対応はW52Hと同様だが、18.7mmという薄さを実現していることが違いとなる。
ワンセグ視聴を考慮し、液晶パネル周りをつや消しとし、画面への映り込みに配慮した。メインディスプレーは、2.8インチのIPS液晶パネルを採用している。表示解像度はワイドQVGA(240×400ドット)。視野角は170度で、角度による色やコントラスト変化を少なくしているという。番組ジャンルに合わせて画質だけでなく音質も変更する“シーンセレクト”機能を搭載する。
カメラはオートフォーカス機構付きの有効199万画素CMOSセンサーを搭載。新聞や雑誌の記事などの大きな被写体を、欲しい部分だけカメラ機能でスキャンして1枚の画像として撮影できる“すすっとスキャン”や、パノラマ撮影ができる“ぱぱっとパノラマ”などの機能を搭載する。また、ICレコーダー機能や英単語辞書なども搭載している。
そのほかのスペックは、サブディスプレーが約0.8インチ(128×36ドット)モノクロ液晶パネル。連続通話時間は290分、連続待受時間は約250時間。本体サイズは幅50×厚さ18.7×高さ107mm、重さは約133g。カラーは“ライトブルー”“フィールブラック”“クラスターシルバー”の3色が用意される。
各地域での発売日は以下の通り。
- 7日
- 北海道、九州、沖縄地方
- 8日
- 東北、北陸、関東、中部、関西、四国地方
- 9日
- 中国地方