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スペシャル版には『アスキー マック用語事典』を同梱

ジャストシステム、『ATOK 2007 for Mac』を発表

2007年06月05日 11時30分更新

文● 木下幹司

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(株)ジャストシステムは5日、Mac OS X用の日本語入力ソフト『ATOK 2007 for Mac』を7月20日に発売すると発表した。価格は、標準版が9800円、ダウンロード版が6800円、各種辞書データが付属する『ATOK 2007 for Mac [プレミアム]』が1万2800円、Windows版も同梱された『ATOK 2007 for Mac + Windows』が1万2800円となっている(すべて税別)。

左より、『ATOK 2007 for Mac』、『ATOK 2007 for Mac [プレミアム]』、『ATOK 2007 for Mac + Windows』。前バージョンより、パッケージデザインが変更された

プレミアム版に付属する辞書データは、大修館書店の『明鏡国語辞典・ジーニアス英和/和英辞典/R.2』に加えて、東洋経済新報社の『会社四季報 企業名変換辞書 for ATOK』を新たに搭載。さらに弊社MacPeople編集部の監修による、歴代Macの主要スペックと2007年5月までの新語を増補した『アスキー マック用語事典 2007 for ATOK』も追加された。

すでに発売されているWindows版のATOK 2007 と同等の機能を搭載したMac対応バージョンで、2006年7月14日に発売されたATOK 2006 for Mac 以来、ほぼ1年ぶりのバージョンアップとなる。



“今年”を“2007年”に変換できる

ATOK 2007の動作画面

ATOK 2007の動作画面

ATOK 2007では、最新の変換エンジン“ATOK ハイブリッドコア”を搭載し、より自然な変換結果を実現。前バージョンで好評だった校正支援機能などもパワーアップし、勘違いや思い違いによる入力ミスをより強力に検出できるようになった。

日付入力支援を強化し、例えば入力した“火曜”を“2007年6月5日”に、“今年”を“2007年”にそれぞれ変換することが可能になっている。また、コンテクストメニューからの電子辞典の検索に対応したうえ、手書き文字入力が第3/第4水準の漢字も認識できるようになった。そのほか主な新機能は以下のとおり。

  • 変換辞書の語彙を拡充。“ブーリング法”、“ファシリテーター”、“仕手/相場”といったビジネスシーン向け用語が増えた
  • 前後の文節に応じて、変換候補の並び順を切り替える“最適候補表示”機能。人名の入力時などに役立つ
  • 印刷標準字体/簡易慣用字体の識別情報表示
  • ら抜き言葉や2重敬語など、校正支援の強さを素早く切り替える“校正支援モード”
  • “内蔵”と“内臓”など、見た目が間違えやすい同音語を指摘するよく似た同音語の指摘機能
  • 言葉遣いを指摘するくだけた表現の指摘機能
  • 日付の書式を変更して、すばやく入力することのできる“日付入力パレット”

対応OSは、Mac OS X 10.3.9以上。対応機種はPower PC G3以上、またはインテル製CPUを搭載したMacintosh。Universalアプリケーションで、PowerPCとインテル製プロセッサーの両方でネイティブ動作する。なお同社によれば、次期Mac OS X“Leopard”には無償アップデーターによる対応を予定しているとのこと。


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