みずほ情報総研(株)と(株)ネットマイルは4日、記録型のBlu-rayやHD DVDドライブを採用した“次世代DVDレコーダー”に関する消費者の意識調査の結果を発表した。次世代DVDレコーダーに関して4割の消費者が興味があると答えたとしている。
この調査結果は、2003年にスタートした地上デジタルテレビ放送に対応するハイビジョンテレビや、この放送の録画に対応するレコーダーとして記録メディアに“Blu-ray”や“HD DVD”を採用した製品が市場に登場したことを背景に、これらの製品に対する消費者の購入意識を把握するために両社が実施したアンケート“デジタル家電に関する1万人アンケート”によるもの。アンケートに参加した有効回答者数は1万202名。性別は男性が5101名で、女性が5101名。年齢別でみると10代が1701名、20代が1700名、30代が1701名、40代が1700名、50代が1700名、60代以上が1700名となっている。
アンケートによれば、次世代DVDレコーダーについては、1~2年以内に購入意向がある消費者は全体の3.7%にとどまるが、興味があると答えた消費者は全体の39.4%だったとしている。また、録画機能のないプレーヤーに関しても、購入意向がある消費者は全体の3.1%にととまるが、興味があると答えた消費者は全体の35.6%だったとしている。
加えて、次世代DVD製品を持っている、または1~2年以内に購入意向がある消費者を対象に、次世代DVDレコーダー(HDDを1TB程度内蔵するもの)の価格についても意識を調査したところ、これ以上高いと買えないと感じる価格は約10万円、この価格でもしかたがないと妥協できる価格が9万2000円、高すぎもせず安すぎもしないと感じる価格が7万8000円、これ以上安いと品質等に不安を感じる価格が6万8000円だったという。
両社は今後、“デジタル家電に関する一万人アンケート”より、ハイビジョンテレビに関する調査結果も発表する予定という。