検索エンジンアルゴリズムが進化する理由
こんにちは、アフィリエイト研究家の伊藤です。今回は検索エンジンとアフィリエイターの関係についてお話ししましょう。
Yahoo!のウェブ検索エンジンである“YST” (Yahoo! Search Technology)は頻繁にアルゴリズムの改良が行なわれているようです。その目的には、ユーザビリティーの向上なども含まれているのでしょうが、ほかにも理由のひとつとして過剰なSEO対策で上位表示を狙う、コンテンツの薄いスパミーなアフィリエイトサイトの排除が挙げられるでしょう。
ブログは手軽に量産できるうえ、もともと検索エンジンに強い仕組みなので、検索結果の上位に表示されやすい傾向にあります。そのため検索したキーワードによっては、アフィリブログが検索上位を占めるという現象も起こっていました。
検索エンジンの上位に表示されればアクセス数が増えて、アフィリエイト収入が上がる可能性が高くなるわけです。検索エンジンでの上位表示が収入に結びつかなければ、誰も面倒なSEO対策なんてしませんよね。いかに検索エンジンからの集客が収入に結びつくかを示していると考えられるのではないでしょうか。
しかし、Yahoo!もこれを問題視していたようで、この3月にはYahoo!ウェブ検索の検索オプションに“ブログフィルター”なる機能が追加されました。
巷で話題の日本語ドメイン&URL
SEO対策といえば、最近、アフィリエイト業界ではドメインやURLの一部に日本語でキーワードを含めると、Yahoo!のウェブ検索において、異常なほどに高い効果が得られると話題になりました。従来のSEOでポイントだとされていた、ドメイン取得からの経過期間、被リンクの数、インデックスされたページ数といった要素をまったく無視した結果となっていたのです。
その結果、4月、5月はこの情報を察知したアフィリエイターによって急ごしらえされた、“実験的な”アフィリサイトが次々と上位表示されるという怪現象が起こりました。Yahoo!の検索結果に違和感を覚えた人も多いのではないでしょうか?
さすがにYahoo!側でもこの現象を察知した模様で、一時期の威力は薄れつつあると言われています。しかし、一部のキーワードでは、いまだにURLに日本語を含むサイトが上位を寡占しているという状況が続いているようです。面白いですね。
(次ページに続く)
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