(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモとNTTドコモグループ8社は28日、基本機能を求めるシンプル志向のユーザー向けの携帯電話機『SIMPURE L2』(シンピュア エルツー)を開発したと発表した。FOMAとGSMの回線網に対応し、発売は6~7月ごろの予定という。
SIMPURE L2は、スライドボディーを採用したLG電子ジャパン(株)製の携帯電話機。本体デザインは、(株)ユニクロの“ブラックショップ”、任天堂(株)の“ゲームボーイアドバンス”、(株)カネボウ化粧品の“YUSUI”のパッケージデザインなどを手がけるグエナエル・ニコラ(Gwenael Nicolas)氏によるもので、なめらかな曲線で手になじむ“Curve & Square”(カーブ&スクエア)フォルムが特徴。
先代のLG電子の“SIMPURE L”シリーズと同様に、FOMA(W-CDMA)だけでなくGSMネットワークにも対応する。そのため日本国内のほか、海外の多くの地域で通話やメールなどのやりとりが可能。また、海外での利用を考慮して“国際ダイヤルアシスト機能”、“デュアルクロック”、“世界時計”、各国の通貨の“単位変換ツール”なども搭載する。
本体スペックは、外側のメインカメラは有効130万画素CMOSセンサー、内側のサブカメラは有効32万画素CMOSセンサーを採用。ディスプレーは約2.2インチ(176×220ドット)のTFT液晶パネル。連続通話時間はW-CDMAが約140分、GSMが約200分。テレビ電話が約90分。連続待受時間は静止時で約350時間、移動時で約200時間。本体サイズは幅48×厚さ17.6×高さ98mm、重さは約110g。カラーは“Royal Black”“Silky White”“Noble Gold”の3タイプを予定している。
なお、SIMPURE L2は、東京都港区の東京ミッドタウンにて開催されるデザインイベント“東京デザイナーズウィーク”とLG電子のコラボイベント“Touch & Love DESIGN”で、7月3日から8日まで展示される。