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検索結果がゼロでも検索できる?――ビジネスオブジェクツが主力のBI製品を強化

2007年05月23日 17時30分更新

文● アスキービジネス編集部

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日本ビジネスオブジェクツは、5月23日、主力のBI(ビジネスインテリジェンス)スイート「BusinessObjects XI Release 2」に各種新機能を追加する拡張プログラム群を発表した。すでに提供を開始しており、既存ユーザーは無償で利用できる。


Webサービス作成機能を追加、外部アプリケーションとの連携を強化


日本ビジネスオブジェクツ マーケティング部マネージャーの畝見 真氏
日本ビジネスオブジェクツ マーケティング部マネージャーの畝見 真氏

 発表されたのは、「BusinessObjects XI Release 2」の拡張プログラム群「BusinessObjects XI Release 2 Productivity Pack」。既存のユーザーには無償で提供され、5月2日以降出荷された製品については標準で含まれている。「パッチとマイナーバージョンアップの中間のような位置づけ」(日本ビジネスオブジェクツ マーケティング部マネージャーの畝見 真氏)となる。

 Productivity Packで提供されるのは、検索やOLAP(多次元分析)、Webサービス作成などの新機能。また、従来から搭載していたMicrosoft Officeとの連携機能を強化している。

 検索機能は、作成済みのレポート、ユニバースなどのBIコンテンツをインデックス化し、全文検索を行なう機能。インデックス生成時に自動的にカテゴリを抽出・登録し、検索時の絞り込みに利用できるのが特徴だ。たとえば、「売上」をキーに検索すると、検索結果に対して「東京」「大阪」といったエリアや、「2006年」「2007年」といった年度で検索結果を絞り込める。

 また、検索した結果、キーワードを含むBIコンテンツがない場合には、直接データソースを検索し、新規のクエリを作成することが可能。畝見氏によれば同機能は「他のBI製品にはない、まったくの独自の新機能」だという。

日本ビジネスオブジェクツ マーケティング部マネージャーの畝見 真氏 検索結果がゼロでも検索で きる?――ビジネスオブジェクツが主 力...
新しいBI検索機能の検索結果画面。画面左側に絞り込みのためのカテゴリが、画面下部にはデータソースの検索結果が表示されているアナリスト向けのOLAPツール「Voyager」。Microsoft Analysis ServicesやSAP BWなどの複数のデータソースから多次元分析を行なうことができる

 OLAP(多次元分析)については、Ajaxを全面的に採用したWebベースのOLAPツール「Voyager(ボイジャー)」を新たに提供する。同社にはすでに「Crystal Reports」「Web Intelligence」といったOLAPツールがあるが、Voyagerは「アナリスト向けのフロントエンドツール」との位置づけとなる。なお、同ツールについては、別途、単体での販売も行なう。

 このほか新機能としては、BPM(Business Process Management)ツールとの連携を図るWebサービスのセット「Business Process BI Service」、外部アプリケーションから呼び出せるWebサービスを作成するツール「Query as a Web Service」(QaaWS)が用意された。QaaWSは、あらかじめ定義したクエリの結果を戻り値として返すWebサービスを作成・公開できるもの。同社の「Crystal Xcelsius」をはじめ、外部アプリケーションとの連携を容易に実現する。

検索結果がゼロでも検索で きる?――ビジネスオブジェクツが主 力...
「Query as a Web Service」(QaaWS)による外部との連携イメージ。この例ではQaaWSが生成したURLをCrystal Xcelsiusに登録して呼び出している

 加えて、Microsoft Officeとの連携機能「Live Office」が強化され、新規クエリの定義や、Web Intelligence/Crystal Reportsで作成されたレポートのパーツ単位での取り込みが可能になっている。

 畝見氏は「特にすでにBIを導入している企業では、特定の情報をユーザーがより簡単に入手したいとの要望がある」と話し、Productivity Packによってこれを解決できるアピールした。

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