【Forza Motorsport 2 特別連載】車を強化して自分だけのオリジナルカーを生み出せる
25ヵ所以上もの細かいパーツ交換で車を強化できる“Buy Upgrade”
2007年05月20日 02時40分更新
車の特性を引き出すセッティングで重要な“車体/ハンドリング”
“車体/ハンドリング”では、“ブレーキ”、“スプリング&ダンパー”、“スタビライザー”、“軽量化”といった車の操作性を向上させるパーツのほか、“トランスミッション”、“クラッチ”、“フライホイール”、“駆動系”(ドライブシャフトなど)、“ディファレンシャル”といったエンジンからのパワーをうまく各部分に伝達させる駆動系パーツの強化が行なえる。
エンジン/出力の強化では、ひとつひとつのパーツによってPIが目まぐるしく変化していたが、この車体/ハンドリングの強化では、軽量化を除けばパーツによるPIの変化は微々たるものである。
よってタイムアタック仕様などの場合は、ほぼすべてのパーツをレース仕様にしてしまうことをオススメする。トランスミッションをレース仕様にすればギア比が、スプリング&ダンパーをレース仕様にすれば、スプリングレートや車高の調整などが行なえるからである。
PIを調整する上で重要なのが“軽量化”。軽量化によるハンドリングの向上、タイヤ磨耗の減少、ブレーキの効きなどへの影響は大きく、第3段階のレース仕様まで行なった場合、インテグラ タイプRでは“122”ものPIの上昇が得られた。この場合、ただ軽量化するだけでなくロールケージも車内に組まれるため、外から見た車内のグラフィックもきちんと変化する。
一番先に交換したいのがタイヤ
“タイヤ/ホイール”では、タイヤのグリップや特性を決める“タイヤコンパウンド”、路面への摩擦係数を高めてグリップを上げられる“タイヤ幅”、より薄い扁平率のタイヤを履くことで応答性を高められる“ホイールサイズ”、ホイールそのものを交換し、ドレスアップのほかに軽量なホイールを選べる“ホイールスタイル”の4つのメニューを備える。
まずはタイヤコンパウンドだが、結局のところ最後に路面に接しているのはタイヤなわけで、ハイパワー車にノーマルタイヤではタイヤがパワーに負けてしまい、真っ直ぐ進むのも難しい状態になってしまう。車のパワーとのバランスを考えてタイヤを選択しよう。
タイヤコンパウンドの種類は、“ストリート”“スポーツ”“レース”と3つに分かれており、それぞれタイヤメーカーによって、タイヤの持ちやグリップ力などが異なっている。ただ、タイヤコンパウンドの種類およびメーカーによってタイヤの重量が変わらないのはやや残念。
PIの上がり幅としては、ストリートがノーマル(381)から+71の“452”(1800クレジット)、スポーツがノーマルから+101の“482”(3400クレジット)、レースがノーマルから+162の“543”(7500クレジット)となっている。
ちなみにタイヤのトレッドパターン(溝の種類)を見る限り、スポーツがブリヂストンの“POTENZA RE-01R”や横浜タイヤの“ADVAN NEOVA AD07”などのハイグリップラジアル、スポーツがブリヂストンの“POTENZA RE55S”などのSタイヤ(セミレーシングタイヤ)、レースが溝のないスリックタイヤをイメージしているものと思われる。
タイヤ幅は、タイヤのトレッド面を広くすることで路面への摩擦係数を上げ、より高いグリップを得られる。しかし、摩擦が増えたことで必要とされるパワーも上がるので、ノーマル状態からただ広くしただけでは、動きが重くなる場合がある。ゲーム中では応答性の鈍さよりもグリップ作用のほうが大きく、PIは上がっているようだ。
ホイールサイズは、主に見た目の面で作用する。大きいホイールでのドレスアップ効果は高いが、ホイール重量が重くなるため、PIは微妙に下がるようだ。
ホイールスタイルは、見た目のほか、ホイールそのものの重量によってPIが変化する。“OZ Racing”や“BBS”、“ENKEI”など車好きに人気の高いメーカー30社を揃える。最軽量のホイールでもPIの変化は5程度なので、好きなメーカー、デザインのホイールを選ぶのがいいだろう。ちなみに筆者が好きなのはYokohamaの“SUPER ADVAN Racing Version 2”だ。
ダウンフォース面でも重要なエアロ
“ボディ/エアロ”では、“フロントバンパー”“リアウィング”“リアバンパー”“サイドステップ”“ボンネット”の各部分の変更が行なえる。前作同様に有名エアロメーカーのパーツがフィーチャーされており、特定メーカーのフルエアロ仕様というのも作成できる。フロントバンパー、リアバンパーでは“Forza2”オリジナルのエアロを装着することで、フロント、リアのダウンフォース量を調整できるようになる。一般メーカーのパーツでは調整できないのがやや残念だ。
また外国車では、国産車に比べて選択できるエアロパーツが極端に少なくなる。とはいえ、ほとんどパーツを選択できなかった前作と比べれば、車種にもよるが選べるようになったものである。
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