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ACCS、Winnyで週刊漫画雑誌の作品をアップロードした3名が逮捕されたと発表

2007年05月18日 19時22分更新

文● 編集部

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(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は18日、ファイル交換ソフト『Winny』を利用して、漫画作品をスキャンした画像ファイルを権利者(漫画家)に無断でアップロードし、不特定多数のインターネットユーザーがダウンロードできる状態にしていた3人の男性が、著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで京都府警生活経済課ハイテク犯罪対策室および五条署に本日逮捕されたと発表した。

逮捕されたのは、東京都足立区の少年A(17歳・高専生)、岩手県盛岡市の男性B(26歳・アルバイト)、大阪府大阪市大正区の男性C(29歳・会社員)の3名。いずれも家宅捜索が逮捕当日に行なわれ、パソコン、スキャナー、漫画などが押収されている。

各事件の概要は以下のとおり。

少年A
少年Aは、2007年2月15日から4月5日に渡って、『週刊少年ジャンプ』(発行:(株)集英社)に掲載された漫画作品を権利者に無断でアップロードした疑い。少年はアップロードを週刊少年ジャンプの発売日(月曜日)の前週木曜日に行なっていた。

警察の調べに対し、少年は違法と知りながらアップロードを続けていたことを認めており、「漫画が早く手に入ることを自慢したかった」と供述している
男性B
男性Bは、2007年2月14日から4月3日に渡って、『週刊少年サンデー』(発行:(株)小学館)に掲載された漫画作品を権利者に無断でアップロードした疑い。男性Bがアップロードしたのは、松江名俊氏の『史上最強の弟子ケンイチ』計2話、雷句誠氏の『金色のガッシュ!』計2話、鈴木央氏の『ブリザードアクセル』計2話の、計6話。

男性は違法と知りながらアップロードを続けていたことを認めており、「早くアップロードすることで優越感に浸りたかった」と供述している
男性C
男性Cは、2007年1月31日から4月5日に渡って、週刊少年サンデーに掲載された漫画作品を権利者に無断でアップロードした疑い。男性Cがアップロードしたのは、井上和郎氏の『あいこら』計2話、椎名高志氏の『絶対可憐チルドレン』1話の、計3話。

男性は違法と知りながらアップロードを続けていたことを認めており、「注目を浴びたかった。また、たくさんダウンロードをさせてもらっていたので、“お返し”にアップロードをした」と供述している

摘発までの経緯としては、京都府警の捜査員がサイバーパトロール中に3人の違法アップロード行為を発見し、ACCSおよび出版社を通じて著作権者に告訴意思を確認した。出版社および漫画家は、3人の行為について創作活動を脅かす極めて悪質な行為であると判断。6人の漫画家が代表となり、告訴を行なった。

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