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ここが変わったWindows Vista 100連発! 第47回

子供のPC利用をきめ細かく管理できる

2007年05月23日 11時00分更新

文● 柳谷智宣 アバンギャルド

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Windows XPでは、ユーザーの操作や閲覧できるウェブを制限するには、レジストリーの編集など面倒な操作が必要なうえ、使い勝手が悪かった。Windows Vistaでは“保護者による制限”という機能がコントロールパネルに用意され、総合的な管理が一括してできるようになっている。

“保護者による制限”では、ウェブ閲覧、利用時間、ゲーム、プログラムなど、制限できる項目を一括して設定できる

“保護者による制限”では、ウェブ閲覧、利用時間、ゲーム、プログラムなど、制限できる項目を一括して設定できる

この機能はWindows VistaのHome Basic、Home Premium、Ultimateでお使いいただけます。

Vistaの“保護者による制限”は、“標準ユーザー”のアカウントを個別に利用制限・管理する機能で、子供のパソコン利用を管理できる。パソコンを使える時間や起動できるプログラム、閲覧できるウェブサイトなどを細かく設定可能だ。

“保護者による制限”の“時間制限”では、パソコンの使用を禁止する時間帯をドラッグして指定する

“保護者による制限”の“時間制限”では、パソコンの使用を禁止する時間帯をドラッグして指定する

禁止時間に制限をかけられたユーザーがログオンしようとすると、このような警告が表示されてログインできない

禁止時間に制限をかけられたユーザーがログオンしようとすると、このような警告が表示されてログインできない

特定のプログラムやウェブサイトを禁止したり、逆に指定したプログラムやウェブサイト以外は、一切アクセスできないようにすることもできる。また、パソコンの操作履歴を“活動記録レポート”として残せるので、子供がパソコンで何をしているのかを把握するのに役立つ。

“Windows Vista Web フィルタ”では、表示するウェブサイトに制限をかけられる

“Windows Vista Web フィルタ”では、表示するウェブサイトに制限をかけられる。コンテンツフィルターを使って、不適切な内容を自動で判別する機能もある。さらに、ダウンロードした怪しいファイルによるウィルスの感染を防ぐために、“ダウンロードを禁止します”という項目もある

ゲームの起動を個別に禁止/許可できる

ゲームの起動を個別に禁止/許可できるほか、レーティング団体の情報を元に、“18歳未満禁止のゲームだけを禁止”するといったことも可能

“活動記録レポート”のサンプル

“活動記録レポート”では、対象ユーザーの閲覧したウェブサイトや表示しようとして禁止されたウェブサイト、ダウンロードしたファイルや起動したアプリケーションなどを細かく確認できる

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