(株)ジュピターテレコムは15日、地域情報専門の無料チャンネル“J:COM(ジェイコム)チャンネル”について、6月から関西エリア全局でデジタル放送での提供を開始すると発表した。今年度中に全局で提供開始する予定という。
J:COMチャンネルは、同社系列のケーブルテレビ局視聴者向け無料チャンネル。地域ごとに各地域の情報やニュース、天気情報などを放送している。デジタル放送の開始により、ビットレートを6Mbpsに向上させ高画質化を図るとともに、電子番組ガイドからの番組予約・録画が行なえるようになる。デジタル放送をケーブルテレビで配信する際の方式は、6月まではトランスモジュレーション方式(64QAM変調)のみでの提供となり、視聴にはSTB(セットトップボックス)が必要だが、7月からはトランスモジュレーション形式に加えパススルー方式(OFDM変調)での放送を開始し、STBを持たないユーザーも利用可能になる。なお、パススルー方式でデジタル放送のJ:COMチャンネルを視聴する場合、チャンネル設定を再度行なう(再スキャン)必要がある。