AMDの新型GPU“Radeon HD 2000”シリーズがようやく正式発表され、上位モデルとなる“Radeon HD 2900XT”搭載のPCI-Express x16対応ビデオカードの販売が秋葉原でも一斉にスタートした。
開発コードネーム“R600”こと“Radeon HD 2900”は、従来の最上位モデルとして販売されていた“Radeon X1950 XTX”(R580+)の後継となる製品。最大の特徴となるのは、DirectX 10とShader Model 4.0がフルサポートとなるところで、スペック的にはNVIDIAがすでに市場へ送り出している“GeForce 8800”シリーズとようやく肩を並べる格好となる。
今回登場した“Radeon HD 2900XT”は、StreamProcessingUnits 320、コア/メモリクロックが740MHz/1650MHz、搭載メモリはGDDR3 512MB(メモリインターフェイス512bit)。ブラケット部の構成はDual Link対応のDVI×2にVIVO(HDTV-OUT出力対応)というもの。また同シリーズでは、デスクトップ向けのVGA統合型チップセット“AMD 690”と同じくGPU内部にHDオーディオコントローラを内蔵するため、HDMIにも対応する。
本日1時過ぎの時点で販売が確認されたモデルは、いずれもリファレンスデザイン準拠と思われる2スロット仕様の製品。昨今、巨大サイズのビデオカードを見慣れてしまったせいか、それほどのインパクトは受けないものの、それでも長さは約24cmとかなりのものだ。また単体での動作には550W以上の電源が必須。今回の世代から、ようやくマスターカードを必要としないNative CrossFireにも対応するがこちらも750Wの電源を必要とし、さらに6ピン+8ピンの電源コネクタが条件となる(単体動作は6ピン+6ピンで可能)など、ユーザー環境への要求度はけっして低くはないと言える。販売されていた製品および価格は以下の表のようになっている。
価格 | ショップ |
---|---|
Sapphire「Radeon HD 2900XT 512MB DDR3」 | |
¥56,673 | クレバリー1号店 |
¥57,800 | BLESS秋葉原本店 |
¥58,000 | アーク |
¥59,980 | 高速電脳 |
¥60,580 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
¥62,800 | ツクモパソコン本店II TSUKUMO eX. |
Sapphire「Radeon HD 2900XT 512MB DDR3」バルク | |
¥52,980 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
¥57,800 | 高速電脳 |
Powercolor「HD2900XT-D2V-P512D3」 | |
¥55,800 | BLESS秋葉原本店 |
¥55,980 | アーク 高速電脳 |
¥62,950 | ドスパラアキバ店 |
¥62,979 | ドスパラ本店 |
¥63,800 | TSUKUMO eX. |
GeCube「Radeon HD 2900XT」 | |
¥55,980 | アーク 高速電脳 |
¥58,800 | TSUKUMO eX. |
玄人志向「RH2900XT-E512HW」 | |
¥52,970 | フェイス秋葉原本店 |
¥52,980 | TWOTOP秋葉原本店 |
¥55,800 | TSUKUMO eX. |