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SWFファイルをFLAファイルに変換できる解析ソフトも

AHS、“Flash 8”に対応したFlash再編集ソフト『Free Motion 2』を発売

2007年05月12日 22時44分更新

文● 編集部 永水和久

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(株)AHSは11日、米アドビ システムズ(Adobe Systems)社の“Flash 8”シリーズで作成したFlashコンテンツの解析が可能なFlash再編集ソフト『Free Motion 2』(フリーモーション2)と、FlashのSWFファイルを“FLAファイル”に変換できる解析ソフト『Motion Decompiler』(モーションデコンパイラ)を6月7日に発売すると発表した。価格は、Free Motion 2が9800円、Motion Decompilerは1万4800円。

Free Motion 2

Free Motion 2

Free Motion 2は、ウェブブラウザーで表示したFlashコンテンツをパソコンに保存できる“SWF Catcher”機能を、ウェブブラウザーに追加できるほか、Flashコンテンツを再編集可能な状態に変換する解析機能を搭載したのが特徴。この2つの機能により、初心者でも気になったFlash作品を参考にしながら自分のオリジナルのFlash作品に挑戦できるという。Flash作成に利用できるアニメーション素材などもテンプレートとして収録されている。

新バージョンでは、従来製品『FREE MOTION』(関連情報)から新たに、“Flash 8”シリーズの解析に対応したほか、グラフィックス描画機能や編集機能が強化されているという。描画機能では消しゴムツールやブラシツールなどが新たに追加され、ほかのイラスト作成ソフトなどを使わずに、デザイン(シェイプ)を作成できるように基本機能が改善されている。編集機能は、複数のフレームを重ねて表示する“オニオンスキン”に対応したほか、1つのフレーム内の複数のレイヤーを、まとめてコピーしたり移動したりといった編集ができるようになった。エフェクト機能には、ユーザーが描画機能で描いたシェイプの形状をもう1つのシェイプへと滑らかに変化して表示させる“シェイプトゥイーン”や、取り込んだJPEG画像などの静止画に対しても同様に、ある静止画からもうひとつの静止画へと滑らかに変化する様子を表現する“イメージトゥイーン”が追加された。

また、従来のバージョンでもスクリプト言語“Action Script 2.0”で記述された一部のプログラムの解析に対応していたが、このバージョンではより多くのAS2.0記述の解析に対応したという。

対応OSはWindows Vista/XP SP2以上。対応ウェブブラウザーはInternet Explorer 5.0以上(6.0以上を推奨)。

Motion Decompiler

Motion Decompiler

同時発売となるMotion Decompilerは、SWFファイルを多くのFlash作成ソフトで再編集可能な“FLAファイル”に変換できる解析ソフト。従来、Free Motion 2を含む“Free Motion”シリーズの解析機能で変換された再編集可能なファイルは、オリジナルフォーマットになるため、これを他社のFlash作成ソフトなどに取り込んでの再編集などは行なえなかった。しかし、Motion Decompilerの解析機能を利用することで、SWFファイルをFlash編集の基本フォーマットであるFLAファイルに変換できるため、多くのFlash作成ソフトで再編集可能になる。AHSによれば、「Motion Decompilerは、特にFree Motion 2専用製品という位置づけではない。むしろ、Free Motion 2では対応していない高度な編集が行なえる、他社製プロ向けFlash作成ソフトと連携して、高度なテクニックを学ぶために利用してもらいたい」と、このソフトの位置づけを説明している。

対応OSはWindows Vista(32bit版のみ)/XP SP2以上/2000(SP4以上)。対応ウェブブラウザーはInternet Explorer 4.0以上(6.0以上を推奨)。

Motion Decompiler + Free Motion 2

Motion Decompiler + Free Motion 2

なお、この2製品をセットにしたお得な“職人パック”『Motion Decompiler + Free Motion 2』(価格1万9800円、パッケージ版)や、Free Motion 2の“アップグレード版”(価格6980円、パッケージ版のみ)、2製品単品をより低価格で入手可能な“ダウンロード版”が、いずれも6月7日に発売される。

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