DFIからチップセットに“GeForce 6150”+“nForce 430”を搭載するSocket AM2対応マザーボード「INFINITY C51PV-M2/G」が発売された。さて、このマザー、なにかがおかしいのだが……
今や1チップ構成が主流のSocket AM2向けNVIDIA製チップセットだが、同製品はかつての2チップ構成となる“GeForce 6150”+“nForce 430”を搭載する典型的なVGAオンボードマザーだ。問題はフォームファクタで、一見するとMicro ATXに見えるサイズ。同梱のマニュアルにも、しっかりと“Micro ATXフォームファクタ”という記載が確認できる。実はこれが間違いで、同マザーは“Micro ATXフォームファクタ”ではない。同じく同梱されている用紙には「The system board is not a microATX form factor board」と、なんとも潔い文言が記載されている。
たしかに一般的なMicro ATXマザーを重ねてみると若干大きいのがよく分かる。厳密にはMicro ATXサイズのケースにマウントした場合、拡張スロット下部がやや長いためにケースと干渉する可能性が大だ(もちろん大き目のMicro ATXケースであれば搭載可能だが)。どのような経緯でこのサイズになったのかは不明だが、購入の際はMicro ATXフォームファクタのマザーボードとして購入しないように気をつけたい。
主なスペックは拡張スロットがPCI-Express x16×1、PCI-Express x1×2、PCI×2。メモリはDDR2 DIMM×4(DDR2-667/533、最大4GB)で、VGAや8chサウンド(Realtek/ALC850)、ギガビットイーサネット(Vitesse/VSC8601)、IEEE1394(VIA/VT6307)などをオンボードで搭載するほか、I/O部にはDVI-DやTV-OUTを備えるのも特徴だ。販売しているのはアークで価格は1万2980円となっている。