このページの本文へ

NEC、台湾にて“モバイルWiMAX”の試験運用実験を実施

2007年05月08日 20時36分更新

文● 永島和夫

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

日本電気(株)は8日、台湾の大同社と共同で“モバイルWiMAX(IEEE802.16e)”(ワイマックス)の試験運用を本格的に開始したと発表した。場所は台湾の花蓮市で、9月まで継続して行なう。

今回の試験運用は、台湾が主導する高度情報化社会の構築及び、国内産業の育成を進めるプロジェクト“M-Taiwan”プロジェクトの一環として実施するもの。NECは今年1月に大同からWIMAXの試験システムを受注し、台湾北部にある花蓮市で試験運用の準備を行なってきたという。

準備段階においても、ビデオのストリーミング再生やウェブブラウジングにて、1ユーザーあたり6Mbpsのスループットを実現しており、基地局間ハンドオーバーや車載走行時の安定性を確認したという。

また、この試験運用において、花蓮市は観光行政サービスおよび医療行政サービスをWiMAXで提供する。さらに、6月には大同が正式にWiMAXの事業ライセンスを取得する予定だという。

NECは、すでに3月に台湾経済部関連機関と、WiMAX関連製品とアプリケーションの共同開発について協業する基本合意書も締結している。今後は花蓮市向け商用システムの導入だけでなく、他地域のWiMAXの納入も目指すとしている。

■関連サイト

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン