マイクロソフトは、ID統合・管理ソリューション「Microsoft Identity Lifecycle Manager 2007」を発売した。
ID管理の負担を軽減、エンドユーザーの生産性を向上
「Microsoft Identity Lifecycle Manager 2007」(ILM 2007)は、企業内のID情報の統合と管理の自動化を実現するソリューション。Microsoft Identity Integration Server 2003の後継にあたり、新たに証明書とスマートカード管理機能を追加した。
ILM 2007が提供するのは大きく分けて、ユーザー同期・ユーザープロビジョニング機能と証明書・スマートカード管理機能の2つの機能。
ユーザー同期・ユーザープロビジョニング機能は、複数のディレクトリ、データベース、人事管理システム間で、 ID情報を同期。常に社内のID情報を一貫性のある状態に保つことができる。同期対象となる各種IDストアに容易に連携できるよう、25種のコネクタを標準搭載しており、追加のコネクタ開発が可能となる拡張性も備える。
証明書・スマートカード管理機能は、ユーザー資格情報となる証明書およびスマートカードの要求、承認、発行などのライフサイクル全体を管理するための統合基盤を提供する。発行する証明書の種類や期限などはポリシーベースで管理することが可能。
これらの機能により、ID情報に携わる管理者の負荷を軽減するともに、エンドユーザーは、複数のシステムを単一のユーザーアカウントとパスワードで利用可能となり、生産性の向上が実現するという。
ILM 2007の販売は、ボリュームライセンスプログラムを通じての提供となる。