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T&T製70mm角薄型ファンなどニッチな薄型ファンが計8製品登場

2007年04月21日 21時00分更新

文● 北村

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 ワイドワークからT&T製の60mm角ファン4製品と、70mm角ファン4製品の計8製品が登場した。製品の厚さは10mmと15mmの2タイプがあり、それぞれ“超静音”と“高速”の2種類がラインナップされている。60mmや80mm角のファンはよく見かけるが、70mm角ファン(しかも薄型)は非常に珍しい。

T&T製ファン

ワイドワークからT&T製の60mm角薄型ファン4製品と、70mm角薄型ファン4製品の計8製品が登場

 T&T社製のファンは型番でファンの回転数がだいたい把握できる。回転数の一番低いモデルが“TL”。以降“LL”→“L”→“M”→“H”という順番で回転数が上がっていき、一番回転数の高いモデルが“HH”となる。これを知っていれば静音向け、冷却向けなど、購入しようとしているファンがどういう位置づけなのかが理解できるだろう。
 それを踏まえて製品を見ていこう。今回発売されたのは60mm角ファンが、10mm厚の「6010HH12S」と「6010TL12S」、15mm厚の「6015HH12S」と「6015LL12S」の4製品。70mm角ファンが、10mm厚の「7010HH12C」と「7010L12S」、15mm厚の「7015M12S」と「7015TL12S」の4製品となる。
 全ての製品でスリーブベアリングが採用されており、コネクタは3ピン(パルスセンサ適応)となっている。それぞれのファンのスペックは以下の表の通り。価格はCUSTOMで全8製品均一で1380円。

「6010HH12S」

60mm角10mm厚の高速タイプ「6010HH12S」

「7015TL12S」

70mm角15mm厚の超静音タイプ「7015TL12S」

 ちなみにショップによると、70mm角ファンは初期のSocket 478対応CPUクーラーなどでよく使用されているとのこと。ちょうどSocket 478対応CPUクーラーに搭載されたファンの寿命は尽きる頃かもしれない。ニッチな製品だが、いいタイミングで登場したといえよう。だが、超静音タイプはともかく、高速タイプの騒音値はかなりの数値だ。これを導入するのは、冷却を重視するサーバー用途などに限られるだろう。願わくば、標準タイプ(型番でいうと“L”や“M”)も登場してくれれば、PCを家庭で使用する一般ユーザーにはありがたい。

型番 サイズ 回転数 風量 騒音値
「6010HH12S」 60×60×10mm 4800rpm 18.90CFM 40dB
「6010HH12S」 60×60×10mm 4800rpm 18.90CFM 40dB
「6015HH12S」 60×60×15mm 5400rpm 26.11CFM 44dB
「6015LL12S」 60×60×15mm 2200rpm 10.47CFM 20dB
「7010HH12C」 70×70×10mm 4400rpm 29.36CFM 39dB
「7010L12S」 70×70×10mm 2600rpm 18.94CFM 25dB
「7015M12S」 70×70×15mm 3200rpm 26.89CFM 31dB
「7015TL12S」 70×70×15mm 1400rpm 12.29CFM 19dB

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