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NTT Com、通信管理技術“m2m-x”の接続実験の一般募集を開始

2007年04月20日 22時40分更新

文● 編集部

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エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株)は19日、情報機器同士を接続・管理する通信技術“m2m-x(エム・ツー・エム・エックス)”が、ユビキタス・オープン・プラットフォーム・フォーラム(UOPF)において標準仕様が策定されたことを受け、接続実験“m2m-xトライアル”を同日付けで一般事業者に開始すると発表した。料金は無料で、2008年3月31日まで実施する。

m2m-xトライアルは、UOPFによるm2m-xの技術仕様の一般公開を受け、参加対象を一般事業者に拡大して実施するもの。m2m-xは、IP電話に使われるプロトコルである“SIP”(Session Initiation Protocol)と“IPsec”(Security Architecture for Internet Protocol)をベースに、同社が開発した通信方式。セキュリティーやアプリケーション通信を実現するために必要な、情報機器本体や通信網の処理負荷を大幅に軽減しているのが特徴。家電とパソコンなどをつないで双方向リアルタイム通信が行なえ、機器同士が接続した後は、データは暗号化された状態でピア・ツー・ピアで通信できることで、サーバーに負担をかけずに、セキュアな通信が行なえるという。このため、低コストで高セキュリティーな情報通信機能の製品化や、ネットワークを通じた新たなサービスの提供を可能としている。

IPv6小型アダプターのLSI

IPv6小型アダプターのLSI

小型アダプターのモックアップイメージ

小型アダプターのモックアップイメージ

また同社では、情報機器に接続するアダプターを名刺サイズ(幅48×奥行き87×高さ23.5mm)に小型化、IPv6とIPsec対応のIPコア技術を利用し、UOPF技術仕様に準拠したm2m-x通信機能搭載のハードウェアを開発したと発表した。搭載したIPコア技術により、接続した通信ケーブルの最高速度での伝送が可能という。今後は、各種機器ベンダーと協力して小型アダプターを実用化していく予定。

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