エヌ・ティ・ティ・レゾナント(株)と(株)三菱総合研究所は16日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用実態について調査したアンケートの結果を発表した。それによると、3割のユーザーがSNSを利用しており、うち6割のユーザーが週4~5日以上アクセスしていると回答したという。
アンケートは2社が運営するインターネットアンケートサービス“gooリサーチ”の登録者を対象に2006年12月26日~同29日に渡って実施され、有効回答者数は2186名だった。有効回答者数のうち男性は52.6%、女性は47.4%。年齢別に見ると、19歳以下が17.3%、20代が19.9%、30代が17.9%、40代が17.5%、50代が20.1%となっており、10代から50代までほぼ同じ割合のユーザーから回答を得ている。
5割近くのユーザーがほぼ毎日アクセス
SNSを利用しているかどうかについては、約3割のユーザーがSNSを利用中であると回答した。SNSの利用頻度に関する質問には、45.9%のユーザーが“ほぼ毎日”、14.6%のユーザーが“週4~5日”と回答し、SNSを利用しているユーザーは比較的高い頻度でSNSにアクセスしていることが明らかになったという。
また半年前と比べてSNSの利用頻度がどう変化したかという質問には、31.8%が“増えた”、42.7%が“あまり変わらない”と回答。“減った”と回答したユーザーは25.6%となっており、利用頻度はやや増加傾向にあると見られる。
“コメントを記入しなければならない”ところが不満
SNSの機能に関する満足度を聞いたところ、“大いに満足している”(5.7%)、“満足している”(46.8%)を合わせて過半数のユーザーが満足していると答えた。
SNSに関して不満であると答えたユーザーにその理由を聞いたところ、“日記、コメント等記入しなければならないという気持ちになる”(44.7%)、“自分の名前や写真などをいろいろな人に見られる”(26.3%)“サイト内で日記、写真等の掲載場所、容量が小さい”(18.4%)などが挙げられた。
より細かいアクセス制御が求められる
今後求められるSNSの機能に関する質問では、“家族、友人、同僚等もっときめ細かいアクセス制御ができる機能”(33.7%)、“ページ単位、カテゴリ単位などもっときめ細かいアクセス制御ができる機能”(16.4%)など、アクセス制御に関する希望が多い。そのほかには、“音声や映像での投稿ができる機能”(22.1%)、“会員登録時に本人確認を実施する”(21.1%)などが挙げられている。