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2007年04月24日 12時00分更新

「ポイントは信頼性とメール機能の充実」

レンタルサーバー、再選別の時代

文● 中村宏美 写真●吉田武

月額数千円での運用も可能な時代に


 レンタルサーバーに企業の注目が集まっている。レンタルサーバーの高機能化と低料金化が進んだことで、企業サイトの運営手法として改めて見直されているのだ。

 最近のレンタルサーバーには、サイト運営に必要となる最新機能の多くが装備されている。ウェブショップ運営に欠かせないCGIやSSL、あるいは迷惑メールのフィルタリングやウィルスチェックなど、利用者が求める機能はレンタルサーバー側にほとんど用意されているのだ。

 しかも料金は中小企業向けで月額数千円台。極めてリーズナブルになってきた。企業のサイト運営コストを考えると、ネットの最新状況に素早く対応してくれるレンタルサーバーは最良の選択肢のひとつなのだ。

 初めて独自ドメインを取得する企業はもちろん、サーバーの自社運営にこだわってきた企業がレンタルサーバーに移行するケースが増えるのも当然だろう。



「新規ユーザーの約7割が“乗り換え”」


NTTPCコミュニケーションズ、岸 康浩氏
(株)NTTPCコミュニケーションズ、ネットワーク事業部 データセンタ営業部 営業推進担当 主査、岸 康浩氏

 一方で利用者によるレンタルサーバーの選別も進んでいる。企業サイトの運営に適した信頼性の高いレンタルサーバーへと、利用者の移行がはじまっているのだ。業界の老舗、NTTPCコミュニケーションズが運営する“WebARENA Suite2"の場合、最近の新規ユーザーの約7割が他サービスからの乗り換えだという。

 同社の岸康浩氏によれば「低価格であることはもちろん、セキュリティ面を含めた信頼性、そして実用面での使い勝手がレンタルサーバー選択のポイントになってきた」という。また特に最近の傾向として「社内外で利用頻度が高いのがメール関連の機能。メール機能の充実を求めるユーザーが増えている」ともいう。

WebARENA Suite2
WebARENA Suite2のコントロールパネル。ユーザーはウェブブラウザーだけでサーバーの管理設定が可能だ
携帯電話機からのアクセス
携帯電話対応もこの通り。ウェブメールなので、セキュリティ的にも安心感が高い

 同社ではこれらの要望にいちはやく対応して利用者の気持を掴んでいる。WebARENA Suite2の場合、迷惑メールのフィルタリング、送受信時のウィルスチェック、メーリングリスト、携帯電話機からアクセス可能なウェブメールといった機能はすべて標準で持っている。

 特にメールフィルタ機能は「日本語の迷惑メールの判定率も非常に高い、シマンテック社のスパム判定エンジンを利用している」という。これはユーザーがいちいちキーワードを指定するタイプではなく、サーバーでの自動判定によるフィルタリング。迷惑メール対策に頭を悩ませる利用者が多いことから、他社に先駆けて導入されたサービスだ。

 これら実用性の高い最新機能を基本料金で提供するのもWebARENA Suite2の特徴だ。追加料金なしでこれらの高度な機能が使えるのはうれしい。

 時代のニーズをとらえて成長するレンタルサーバー業界。それでもまだ市場規模は米国の10分の1。本格的な市場拡大はこれからだ。


*提供/NTTPCコミュニケーションズ


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