“おでん缶”に続き今度は“ラーメン缶”がアキバに登場した。株式会社UMAI FUが発売する「札幌らーめん缶」で醤油味と味噌味の2種類をラインナップ。販売しているのは“おでん缶”を全国に広めたチチブ電機だ。
「札幌らーめん缶」には、しっかりとスープが入っている。それでは麺がのびてしまうのでは?と疑問に思うが、こんにゃく麺を採用することでこれを解決している。麺のほかにも豚肉とメンマが入っており、付属のフォークで買ってすぐに食べられるようになっている。内容量は290gで、缶の大きさは天狗缶詰製「おでん缶」と同じ。価格はチチブ電機でどちらの味も300円。
●味噌味 ●醤油味
実際に食べてみたが、味噌味、醤油味共にスープはかなり本格的。そのスープがたっぷりとしみ込んだメンマとチャーシューもかなりおいしい。だがこんにゃく麺は、ラーメンというよりシラタキに近かった。そのため、味噌味は味噌汁に入ったシラタキを、醤油味は鍋の中のシラタキを食べているように感じた。スープと具が良いだけにこれは非常に残念。とはいえ、長期保存可能な缶製品でここまで味を追求したことに関しては見事としか言いようがない。この「札幌らーめん缶」が新秋葉原名物となるかどうかは、今後の評判次第となるだろうが、新しい秋葉原みやげとして当分の間人気が出ることには間違いないだろう。