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ヒットデザイン、ステレオスコープ『HOLOBLADE』を発売

2007年04月12日 20時24分更新

文● 編集部

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(有)ヒットデザインは12日、ディスプレーに表示したり、印刷した専用の“ステレオ写真”を手軽に立体的に鑑賞できるというステレオスコープ『HOLOBLADE(ホロブレード)』を15日に発売すると発表した。価格は4540円。

HOLOBLADE本体(下)と付属するケース

HOLOBLADE本体(下)と付属するケース

HOLOBLADEを利用してステレオ写真を鑑賞している様子

HOLOBLADEを利用してステレオ写真を鑑賞している様子

HOLOBLADEで立体視できるステレオ写真とは、人間の左右の目に見立てて視差を付けた2枚の画像(写真)を並べて表示し、それぞれを左右別々の目で見ることで写真が立体的に見える仕組み。

HOLOBLADEは、ロジウムメッキ仕上げのミラー2枚を“ツイストヒンジ”(ヒンジで連結した2枚のミラーをひねるように動かすことからこのように呼ばれる)で連結した“ツイストミラー機構”を採用したステレオスコープ。ミラー表面で光線を反射させる“表面鏡”を採用したため、ガラスの裏にアルミを蒸着させた一般的な“裏面鏡”に比べてゴーストが発生しにくいのが特徴。またメッキに使われている“ロジウム”は、同じく鏡のメッキに使われるクロムに比べて反射率が高いため、より鮮明な画像が得られるという。さらにロジウムはクロムと同じ硬度を持ち腐食もしにくいため、耐久性においてもメリットがあるとしている。

HOLOBLADEは本体そのものが左右の目にあわせる2枚のミラーになっており、ミラーに画像を映しながら少しづつずらしていくと、映った画像が立体的に見えるという。本体をまったく捻らない状態では2枚の画像がそのままミラーに映るが、少し本体を捻ると画像が4枚重なったように見える。その状態から捻りを調節し、4枚の画像のうち中央の2枚が重なって見えるように調節すると、その中央の画像が立体的に見えるとのこと。

HOLOBLADEで立体表示が行なえるのは、あらかじめ左右立体視用にステレオ撮影したうえで専用画像編集ソフト『DUO-DUO』で編集・作成したステレオ画像(写真)、およびその画像をプリントアウトした印刷物。HOLOBLADEでは、ステレオ撮影した写真を垂直に反転して、それを2枚上下に並べる独自形式を採用しているため、DUO-DUOで編集した画像以外のステレオ写真には対応しない。なお同社では、HOLOBLADEで鑑賞できる写真をウェブサイトで公開しており、今後動画なども公開していくとしている。

本体サイズは幅160×奥行き45×高さ11mm、重量は78g。DUO-DUOは、同社ウェブサイトでダウンロードによる無償配布を行なっている。同ソフトはJava言語で開発されており、Java Runtime Environmentがインストールされている環境であれば動作する。

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